ル・マンで開催されたスプリントレースはポールポジションからスタートしたファビオ・クアルタラロがレースをリード、マルク・マルケスを寄せ付けないペースで序盤2周をプッシュ。しかしペースに勝るマルク・マルケスが6周目にファビオを抜いてトップに立つ。
ファビオはその後アレックス・マルケスに抜かれて3位となり、勢いに乗るルーキーのフェルミン・アルデゲルにも抜かれて4位となる。上位3者はそのまま走り切ってマルケスが優勝。2位アレックス・マルケス、3位アルデゲルとなった。マルク・マルケスはこれでスプリントレース6連勝、アレックス・マルケスはスプリントレース2位を6度獲得、アルデゲルはこれが嬉しいMotoGPクラス初表彰台となった。

ファビオ・クアルタラロは4位で完走。5位はアコスタとの激しいバトルを演じたマーべリック・ビニャーレス。なお、アコスタは終盤に単独で転倒している。6位には大きく追い上げた地元のヨハン・ザルコ、7位同様に追い上げを見せたファビオ・ディ・ジャンアントニオ、8位アレックス・リンス、9位ジョアン・ミル、10位ラウル・フェルナンデスとなった。なお、フランチェスコ・バニャイアは単独で4位走行中に転倒しており、手痛いポイント失点となった。
SPR:優勝マルク・マルケス
「序盤のファビオのスピードは素晴らしかったです。序盤2周のペースにはついていけませんでしたが、その後ペースが落ちて抜くことが出来ました。最終ラップは少しリラックスしすぎましたが良い感触でした。明日も引き続き仕事をしたいですね。」
SPR:2位アレックス・マルケス
「今日は良いステップを踏めました。良いスタートから良い位置で走行していました。ファビオはおそらくリアタイヤに少し問題があったようで、それでアタックを考えました。マルクとの差は大きかったですが、フェルミンとの差はコントロール出来るものでした。今日は2位で満足です。」
SPR:3位フェルミン・アルデゲル
「最高の気分です。自分にとってMotoGPトップライダー達と一緒にレースをするのは夢でした。グレシーニチームには感謝しています。自分達にスピードはありますが経験が更に必要ですから、この位置でコンスタントに走行出来るようにしたいですね。」