新型フレームのテストを実施、競争力あるレースペースを確認

フランチェスコ・バニャイアは、金曜日のセッションで新型フレームのテストという理想的とは言えない状況の中でも、新たな試みが重要だったと語った。トップ10圏外も想定して臨んだ一日ながら、チームの働きによって競争力あるレースペースを発揮。ソフトタイヤのグリップ低下に悩まされながらも、走行ごとに改善の兆しを見出した。タイムアタックでは自身の判断ミスからコースオフもあったが、全体としてはポジティブなスタートと位置づけている。

「マシンのフィーリングを変えることが重要だった」と振り返り

「今日はマシンのフィーリングを変えられるような新しいことを試すことが重要でした。金曜日に新しいフレームをテストするのは理想的ではありませんが、トップ10圏外で終える可能性もあるという前提で準備していました。それでも、我々は非常に良い仕事ができたと思います。レースペースではかなり競争力がありましたし、ソフトタイヤではリアのグリップが1回目と2回目の走行で大きく落ちたのを感じました。」

「ただ3回目の走行では、2回目よりも速く走れたので、それはポジティブな兆候です。今日のタイムアタックに対する自分のアプローチは間違っていて、攻めるべきでないところで無理をしてしまい、2回目のアタックではコースオフしてしまいました。残念ではありますが、全体としては前向きなスタートになったと思います。」