ポルトガルGP スプリントレース3位マルコ・ベッツェッキ「2人についていくことは出来なかった」MotoGP2025

好発進もレースペースに課題

ポールポジションから好スタートを切ったマルコ・ベッツェッキは、レース序盤にトップ争いを演じるも、アレックスとペドロの圧倒的なレースペースに直面し、思うように前に出られなかった。抜かれた後も食らいつこうとしたが、明らかに彼らのスピードに差を感じ、3位という結果に。マシンは悪くなく予選も好調だったが、決勝では戦闘力の差が露呈したとし、満足のいかない表情を見せた。それでも終盤にはペドロに迫る場面もあり、日曜のレースに向けては体力的な厳しさも認めつつ、チームと共に更なる改善を誓っている。

トップ勢との戦闘力差を実感

「ポールポジションからスタートして2周ほどトップ争いが出来ました。優勝争いができることを願っていましたし、ペドロに抜かれた後に彼についていこうと思っていました。問題はアレックスが追いついて来た時に明らかに彼のペースが上回っていたことです。アレックスとペドロについていくことが難しいとわかり限界でした。もう少し良いフィーリングがあれば3位以上を狙えたかもしれませんが戦闘力が足りませんでした。しっかりとデータを分析していきたいですね。予選は悪くありませんでしたし、3位でがっかりしているということは良いことだと言えますね。」

「バイクは機能していましたが、2人のほうが少し優れていたということですね。終盤はペドロに接近できましたが、十分ではありませんでした。日曜のレースに向けてもタフだと思っています。タイヤマネジメントの難しさもありますが、フィジカル面でも難しさはあります。明日に向けてポジティブなフィーリングはありますが、ボックスと共に作業を行って良い仕事が出来ればと思います。」