スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)の現王者であるトプラック・ラズガットリオグルが、2026年シーズンからMotoGPに参戦するにあたり、新たなゼッケン「7」を使用すると正式発表した。今季限りでWorldSBKを離れ、2026年からプリマ・プラマック・ヤマハからMotoGPに挑戦するラズガットリオグル。これまでWorldSBKでは一貫して「54」を使用してきたが、MotoGPではすでにフェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシング MotoGP)が同じ「54」で走っているため、ラズガットリオグルはゼッケンの変更を決断した。

SNS上では過去数ヶ月にわたりゼッケンに関する様々な憶測やジョークが飛び交っており、ラズガットリオグル自身も「54」を使うために交渉が必要かもしれないと冗談交じりに語っていた。しかし今回、正式に「7」を選択したことで、新章の幕開けが明確になった。この「7」は、ラズガットリオグルがキャリア初期に使用していた番号でもあり、直近ではアウグスト・フェルナンデスがワイルドカードやテスト参戦時に使用していた。
同日、もう一人のMotoGPルーキー、ディオゴ・モレイラも2026年のゼッケン「11」を発表しており、バレンシア・テストを目前に控えたタイミングで両名の発表が重なった形だ。ラズガットリオグルは間もなくヤマハYZR-M1を駆り、世界中のメディアの前でMotoGPマシンの初走行に臨む。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。