Ducatiが2018年の新型モデルとしてDucatiモンスター821を発表しました。これは今後登場する4台の新型モデルに先駆けて発表されたモデルだということです。

2017年10月16日にDucatiはこれから登場する5つのニューモデルのうちの1つであるモンスター821を発表しました。

Ducatiの象徴的なネイキッドモデルであるモンスターは、1992年にケルンショーで初めて登場したモンスターの25周年を祝うモデルです。821はハイパフォーマンスと扱いやすさ、ライダーフレンドリーな性格で、”ネイキッドレーサー”というセグメントに新たな生命を吹き込んだ初代モンスター900のキャラクター、魅力を備えています。

モンスター821はモンスター1200で紹介されたデザインと機能、流線的な形状、1992年モデルにインスパイアされ、デザインを改められたタンクとテールエンドとなっています。新たなレーシングサイレンサーとヘッドライトは、クラシックでありながら現代的なものです。

新しくなってカラーTFTディスプレイによる高い視認性を備え、ギアポジションと燃料計を備えています。DucatiクイックシフトとDucatiマルチメディアシステムがアクセサリーで提供されます。

カラーリングは過去に多くのモンスターファンを魅了した伝統のイエローが採用され、このカラーは821にのみ採用されているものです。カラーリングはさらにレッドとマットブラックからも選択出来ます。


109馬力を9,259回転で発生し、水冷2気筒テスタストレッタエンジンはフレンドリーさとスリルを提供。8.8kgmのトルクを7,750回転で発生します。821はさらにDucatiセーフティーパックを装備しており、これは介入レベルを調整出来るBosch ABS、Ducatiトラクションコントロールから成っています。ライディングモードは調整が容易なABS、トラクションコントロール、パワーモードからなり、821に3つの性格を与えています。

モンスター821はブレンボ製ブレーキを備え、320mmダブルディスクに、M4 32モノブロックキャリパーを装備。サスペンションは43mmフォークをフロントに、リアもアジャスタブルとなっています。 標準装備の豪華さ、メンテナンスサイクルの長さ、豊富なカタログアクセサリーが、821を完璧なライディングパートナーとしています。

新型821は、Ducatiの2018年モデルの1台に過ぎません。11月5日にストリーム放送されるDucatiワールドプレミアで、さらに4台のモデルが発表されます。これらのモデルは11月9日から12日にかけて開催されるEICMAにおいて一般公開されます。

Ducatiモンスター821 主要諸元

エンジン:テスタストレッタ11° Lツイン 水冷デスモドロミックエンジン
排気量:821 cc (50.1 cu in)
ボア x ストローク:88 x 67.5 mm (3.46 x 2.66 in)
圧縮率:12.8:1
最大出力:80 kW (109 hp) @ 9,250 rpm
最大トルク:86 Nm (8.8 kgm / 63 lb-ft ) @ 7,750 rpm
フューエルインジェクション、53mmスロットルボディ、ライドバイワイヤFull Ride-by-Wire
フレーム:スチールトレリスフレーム
フロントサスペンション: Ø 43 mm 倒立フォーク
フロントホイール:10本スポーク3.5″ x 17″
フロントタイヤ:120/70 ZR 17 Pirelli Diablo Rosso III
リアサスペンション:プログレッシブリンク調整式
リアホイール:10本スポーク5.5″ x 17″
リアタイヤ:180/55 ZR17 Pirelli Diablo Rosso III
ホイールトラベル(フロント/リア):130 mm /140 mm (5.12 in / 5.51 in)
フロントブレーキ:Ø 320 mmセミフローティングディスク、ブレンボ製M4-32モノブロックキャリパー、Bosch ABS標準装備
リアブレーキ: Ø 245 mm ディスク、Bosch ABS標準装備
乾燥重量:180,5 kg (398 lb)
シート高:785 mm – 810 mm (30.91 in – 31.89 in)
ホイールベース:1,480 mm (58.27 in)
レイク:24,3°
トレイル:93.2 mm (3.67 in)
タンク容量:16.5 l (4.36 US gal)


<Ducati プレスリリース>