MotoGP日本グランプリの金曜フリープラクティスで、プラマック・ヤマハのジャック・ミラーがフランチェスコ・バニャイアとの接触寸前のヒヤリ場面を明かした。フロントが滑り出した瞬間に懸命にバイクを引き戻そうとしたところ、グリップが突然回復して自分の手が顔面を直撃するという珍事が起きた。ミラーはこの日18番手でセッションを終えた。
ミラーはガス欠で停止したアレックス・リンスを後ろに載せたままのストッピーも演じており、金曜日を通じてドラマに事欠かなかった。また午前中はヤマハのファクトリーが提案した新しいエンジンマップの評価に時間を費やし、午後の赤旗中断後に従来のマップへ戻してリズムを取り戻した。タイヤについては、モテギの新しい路面ではソフトリアタイヤが決勝でも現実的な選択肢になり得ると示唆した。ミシュランも「ソフトとミディアムの両リアタイヤが日曜の決勝で選択肢となり得る」と確認している。

ジャック・ミラー
「最初のタイヤでは良いペースで走れていました。バニャイアの後ろにつくのも感触が良くて、2本目のタイヤでも再び後ろにつきました。すごく良い感じで走れていたんですが、バニャイアがターン11で少しオーバーランして、戻ってくるような動きをしたんです。ちょうどそのとき自分はブレーキを離しているところでした。」
「あのコーナーでよくあることですが、軌跡を見ていると互いに近づいてくるのが分かりました。だからフロントにもう少し頑張ってもらおうとしたら、フロントが流れてしまって、バニャイアの方へ向かっていく形になってしまいました。」
「『当たる』と思いました。ぶつかりそうになったとき、バイクを引き離そうと全力を尽くすじゃないですか。そうしたら突然グリップが戻ってきて、自分の顔を殴ってしまったんです。」
「ファクトリーからマップの提案があって、午前中ずっとそれを試し続けて、午後の最初のセッションも続けました。レースウィークでは可能な限り時間をかけて試しますが、ある時点でレースに向けた作業を始めなければなりません。赤旗の後、元のマップに戻したら自分のリズムを取り戻せて、その後の3回のランでバイクを少し整えることができました。」
「まだ手の内に少し残っているものがあると思っています。コーナーへの進入でもう少しブレーキングを改善できれば、という感じです。特にバイクを右側に倒し込んでいくと、リアがかなり流れてきます。進入やリーンの最初の瞬間にリアを失っている選手が何人もいたのを見たと思います。」
「新しい路面のせいなのか何なのか分かりませんが、エンジンブレーキのセッティングが難しいです。ただポテンシャルも大きいので、明日も改善を続けて、何ができるか試してみます。」
「タイヤはここではかなりうまく機能しているようです。ミシュランからのデータを待っているところですが、2種類のタイヤの摩耗はかなり似ていて、パフォーマンスはソフトの方が良いように見えます。路面が新しいときはだいたいそうなりますよね。スリップをうまくコントロールできるので、タイヤが熱くなりすぎなければソフトタイヤを使い続けられます。明日どうなるか、興味深いですね。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。







