兵庫県尼崎市にある「Zaki’s Garege」が販売している狂気に満ちたカスタムバイク、「DEATH OR GLORY」をご紹介します。「Zaki’s Garege」は別の記事でご紹介した「Vulcanworks Twin Engine」を販売しているショップで、海外の有名ショップ、ビルダーが作成したワンオフのカスタムハーレーを輸入、日本法令に合わせた改造を施し、車検を取得して販売しています。こちらの一台も、通常カスタムハーレーと聞いてイメージする車両とは次元が違う車両で、「栄光か死か」という名前が示す通り、危険な雰囲気を漂わせています。
DEATH OR GLORY
日本でもヘルメットやジャケットで知名度が高いICON Motosports社が広告撮影のために作成した車両です。フレームにはカスタムフレームメーカーとして知られるデトロイトブロス社のフレームを使用。エンジンはUltima社の127cubic inches(2,100cc)のエンジンを搭載。大排気量のピーキーなレーシングエンジンは一般的なハーレーの概念を覆すスピードを発揮します。フロントサスペンションはオーリンズ、ホイールにはカワサキのZX-10Rのものを使用。ブレーキキャリパーはトキコとなっています。
日本で行った作業としては、メインキーの装着、LEDヘッドライト、LEDフォグランプ、LEDウインカー、LEDテールランプの装着、ハイフラユニットの装着、Auto Meter Pro Cycleのメーターを装着。ハンドルバー、ハンドルクランプ、ゼッケンプレート、ナンバープレートステーなどはワンオフ製作されたものです。クラッチにはノーマル比約40%クラッチを軽くしてくれるVPクラッチを装着。さらに公道走行を踏まえハンドル切れ角増加加工を施しています。バッテリーには軽量のリチウムイオンバッテリーを使用し、車体全体を組み直し、配線を引き直しています。車検を取得したのは2016年7月ですが、それからも改良を重ね、2017年3月に完成しています。
販売価格は486万円(税込)。究極のローポジションに爆発的なレーシングエンジンのパワーが加わったライディングフィールは、まさに唯一無二の1台です。
「Zaki’s Garege」について
マニアがお金と労力を注ぎ込んだ貴重なクルマとバイクを専門に扱う、ちょっと凄い品揃えの兵庫県尼崎市にあるガレージです。 一般的なカスタム車両ではなく、完全なワンオフ車両のみを扱っており、これらの車両で日本の車検を取得出来るように日本法令に合わせた改造作業を行い、新規に車検を取得して販売しています。
ワンオフ車両はインターネット上の情報などから現地エージェントに現物確認、写真撮影を行わせ、確認後に輸入しています。買い付けを行う車両は長期間保管されていたマシンが多いため、ガソリンホース、パッキン、電気コードの被膜などの各部が劣化している場合がほとんど。そのため「Zaki’s Garege」では、これらの車両のほとんどを全組み直し、配線の引き直しを行ってから販売しています。
また、「Zaki’s Garege」では、英国ロイヤルエアフォースの払下げ戦闘機のエンジンパーツで、ワンオフでテーブルなども作成しています。これらのパーツは輸入が困難ですので、安定して入荷があるものではありませんが、これまでに製作した作品はすべて完売しています。現在、垂直離着陸戦闘機ハリアー(Hawker Siddeley Harrier)の ロールス・ロイス製ペガサスエンジンの巨大なディフューザーが入荷しており、オーダーでのテーブル作成の他、単品での販売もしています。
ショップ情報
ショップ名:Zaki’s Garege
住所:兵庫県尼崎市金楽寺町2-31-15
電話番号:090-3352-0552 担当:イヨタまで
URL:https://jp.bloguru.com/zakisgarage
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