BMWモトラッドは新時代のアドベンチャースポーツモデルとして「コンセプト9cento」を発表しました。最高のスポーツ性、アドベンチャー性、ツーリング性という性格を持ったエキサイティングなコンセプトバイクとのことで、ありそうでなかった軽量コンパクトなスポーツツーリングバイクとなっています。
今年のConcorso d’Eleganza Villa d’EsteにBMWグループはエキサイティング新しいアドベンチャースポーツモデルがどのようなものであるか?という事を示すモデルを展示します。BMWモトラッドのコンセプト9centoはエモーションとパフォーマンス、アドベンチャースピリット、軽快さ、ライディングの楽しみを組み合わせて理想的なスポーツツーリングバイクとなっており、山道、細い路地、カフェの前、市場などだけでなく、コモ湖(※イタリア北部のロンバルディア州にある湖)やその他の目的地へと旅するのに最適なバイクとなっています。BMWモトラッドのコンセプト9cento未来に向けてスマートなコンセプトバイクです。大きく、目立つ車体である必要はないという考えのもと、バランスを達成することを目指したとは、BMWモトラッドのデザイン部門のトップであるエドガー・ハインリッヒの言葉です
エドガー・ハインリッヒ
「適切なパワーと信頼できるスポーツツーリングバイクという性格、何よりも乗っていて楽しいことを重視し、魅力的なパッケージのバイクとなっています。最高のスポーツ性、アドベンチャー性、ツーリング性という性格を持ったエキサイティングなコンセプトです。BMWには今まで存在しなかったモデルと言えます。BMWモトラッドのコンセプト9centoは、BMWのミッドレンジの新時代のオールラウンダーです。ツーリング性能、積載スペース、ウインド、ウェザープロテクション性能などは他のモーターサイクルにも関連するものですが、そうしたものがこのバイクにデザインとして取り込まれているんです。今年のコンセプトバイクに関しては、こうした特徴がダイナミックなデザインと合わさることによって、エキサイティングで大いにエモーショナルなものを生み出すのだという事を体現していきたいと考えています。」
コンセプト9centoは軽快でライトウェイトで、すぐさま出かけたくなる要素を持っています。フロントホイール周りのボリュームが多く、ショートなリアエリアがライディングの楽しさと軽快なハンドリングを約束します。フェアリングと燃料タンクのデザインもこれらを象徴していると言えるでしょう。燃料タンクは3次元デザインされたものでクローム効果を持つ塗装が施されています。ピュアメタルシルバーの再度パネルもアドベンチャースポーツを象徴する色だと言えるでしょう。タンクカバー、リアキャリア、フットレストホルダーなどはアルミの削り出しです。
サスペンションはツーリングを意識したもので、トラベル長の長いスプリングによって快適なライディングを軽快な足回りを実現。またウインドシールドとフェアリングによって快適なウインドプロテクション、レインプロテクション性能を誇ります。
フレームは炭素繊維強化プラスチックで強化されており、バイクの重量軽減だけでなく、フロントからリアキャリアまでの3次元デザインを形作っています。フレームが構成する三角形とシートの間の空間なども軽量さを感じさせます。
また特徴的なストレージスペースがコンセプト9centoにおける大きな特徴で、このダブルケースは単なるストレージスペースであるだけでなく、これによってパッセンジャーのためのシーティングエリアが拡大されます。このダブルケースを取り外すと、コンセプト9centoはライダーが求めるライディングの楽しさを満たすための、最大限の軽快さを発揮します。
ライトはLEDでLEDダイナミックライディングライトがライト下側にU字型で配置されており、左右それぞれがロービーム、ハイビームの機能を提供しています。リアライトもまたLEDでシートの下にありながら視認しやすいデザインです。
コンセプト9centoは現代のバイクの幅を、スマートな機能性、エモーショナルなデザイン、そして軽快さとライディングの楽しさを損なわない性格で広げる可能性を持っています。
<BMWモトラッド プレスリリース>
(Photo courtesy of BMW group)