今回はFP4で恐らくキャリア最長となるフロントスライドを披露したマルケス。どうやらアルパインスターズと協力して、肘のスライダーを大型化しているとのこと。ただ、今回は膝でセーブをしたと語ります。
マルク・マルケス
「最終ラップの最終コーナーでフロントを失い、バイク、自分の膝に対して戦っている状態でした。最初はそのままセーブ出来そうだったんですが、路面が汚れているところでフロントを再び失いました。データに関しては確認している時間がありませんでした。ただ言えるのはフロントは完全にフルロックだったということです。ただ、本当に長いフロントスライドでした。多分キャリアの中で最長だったでしょう。ただ、セーブに関してはどんどん良くなっていますし、どこまで行けるかという感じです(笑)ただ、こういったスライドがあるということは、苦戦している証拠なんです。ですから別の方法でこれをコントロールする必要があるんです。日曜はよりスムーズに走行して、良い形で旋回したいですね。」
「レザースーツのスライダーに関してはアルパインスターズもハードに作業していて、ムジェロのセーブもあって、今は大きめの肘スライダーをつけています。ムジェロではフロントがスライドした時セーブしようとしたんですが、路面をレザーで押していた状態でした。そしてレザーが路面と接触すると、腕を持っていかれるんです。そうなるとリカバリーが難しくなってしまいます。ですからそのエリアを拡大して肘のスライダーでスライドからのリカバリーが出来るようにしているんです。(※だいぶ言ってることがおかしい。。)ただ、今回は膝でセーブしたんです。膝のスライダーも大型にしたほうがいいかもしれませんね(笑)」
「自分の体の強みの1つは柔軟性なんです。これは転倒した時、転倒をセーブする時に重要になります。ただ弟も同じトレーニングをしていますが、彼は体が固いんです。これは両親からの贈り物でしょうね。これは嬉しく思っています。もちろん危険ですよ。ただ自分は転倒する時はゆっくり転倒しようとしているんです。高速区間で転倒すると転倒自体も高速ですよね。これは自分は自然とこうしていることで、理由は自分もわかりません。ただ自分は常に限界でライディングをしているんです。FP1での3周目、39.8で既に限界でした。そこでさらに限界を感じようとして転倒したんです。こうすることで特別なフィーリングを掴むことが出来るんですよ。」
(Photo courtesy of michelin)