ブラッドリー・レイ

「ここ数カ月は本当に忙しかったですね。鈴鹿8耐への準備が一番大変だったと思います。鈴鹿8耐デビューというのは、おそらく自分の人生の中でも最高の経験と言えるものでした。日本での初めてのテストが自分にとって初めての日本訪問となりましたが、ここで日本のファンや文化などを経験できた事もまた素晴らしい経験でした。」

「ただ、鈴鹿8耐でのレースというのは特別なものでした。オンラインで見たり人から聞いたりしている中で大きなイベントであるということは知っていましたが、実際に訪れるまでどこまで大きなイベントであるかということはわかりません。鈴鹿8耐の雰囲気と情熱はものすごく、グランドスタンドは超満員でした。本当に感激しました。しかし同時に、ここまで有名で重要なチームと共にレースが出来たことは素晴らしい経験でした。Yoshimura Suzuki Motul Racingチームは鈴鹿8耐と同義語ですし、最高のライダー達が過去にこのチームで走ってきました。」

「今年は2人の素晴らしいチームメイトに恵まれ、シルヴァンはプロフェッショナルで偉大なライダーです。ワールドスーパーバイク選手権に参戦してMotoGPバイクにも乗っているんですから。自分達はトラックの中、外でバイクをレースに向けて開発しました。また、津田拓也がチームメイトであったということもまた素晴らしい経験でした。自分達の体のサイズの違い、ライディングスタイルが極めて異なるということは大きなチャレンジでした。例えばハンドルバー、フットペグなどの位置もそうですし、セットアップに関してはいくつか妥協した点もあります。ただこれは耐久レースですから、こうして彼と仕事をした事は素晴らしい経験でした。彼は全日本選手権でこのバイクにずっと乗っていますから、彼はバイクの中も外も良く理解しているわけです。」

「BSBではシーズンを良い形でスタートしましたが、最近のラウンドではいくつかの問題に直面しました。スラクストンではエンジンマッピングの変更によって、バイクを止めること、曲げることに関して大きな向上がありました。レースまで素晴らしい週末だったんですが、レースの中で自分がミスをしてしまい、スタートに失敗したことで集団に飲み込まれてしまい、レース2でも問題を抱えてしまいました。しかしそれ以降はキャドウェルパークで素晴らしいテストを行い、多くの周回を重ねました。ですから今週末に向けては良いベースセットアップが出来ています。」

「キャドウェルパークはスーパーバイクで走るには恐ろしい場所です。今年はBuildbase Suzuki GSX-R1000での2年目ですが、このバイクでは全ての物事が物凄いスピードで起きて、トラックが本当に狭く感じるんです。経験が重要になりますが、良い作業をして素晴らしい週末を過ごせることを願っています。」

「レース以外ではイギリスのバイク免許を取ろうとしています。GSX-R125に乗ってテストを受けました。またGSX-S125sでカートサーキットでのレースにも、チームメイトのリチャード・クーパー、ビリー・マッコネルと共に参戦しています。またジノ・レイ、デイビー・トッド、トム・ウォードもいましたが、本当に楽しかったですね。誰が優勝したのかは言いませんから、是非ビデオを見てください。」

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of suzuki-racing)