以前から話題になっていた新型KATANA(刀)のティザー映像の第4段が公開され、遂にその姿が明らかになりました。映像からは正面、そしてワインディングを疾走する姿、そしてサイドカウルの刀ロゴが確認出来ます。映像を静止させてじっくりと細部を眺めていくと、この新型KATANA(刀)は、GSX-S1000をベースにしている可能性が高いと言えます。
まずエンジンケース左側の形状が酷似しており、エンジンマウントの位置が極めて似通っていることから、GSX-S1000とメインフレームが共通の可能性があります。エキパイのレイアウト、触媒形状も同様で、スイングアーム形状も酷似しています。フロントブレーキキャリパーもGSX-S1000同様にブレンボ製ラジアルマウントキャリパーであるように見えますが、新型KATANA(刀)はナンバープレートホルダーがスイングアームから伸びたホルダーにマウントされていることが確認出来ます。
GSX-S1000ベースだと仮定するとエンジンはK7のGSX-R1000ベースのエンジンということで、ロングストロークのトルクフルなエンジンということになり、素性の良いバイクであることが予想されます。しかし往年のファンからすると、スズキにとって特別なバイクである刀なのだから、エンジンやフレームなどは新造して欲しかったというところでしょうか。しかし、素性の良いロングセラーの車体のフレーム、エンジンを活用してバリエーションモデルを展開するという手法は、自動車、バイクメーカーではごくごく一般的な手法です。
実際にはどの程度GSX-S1000を流用したものとなっているのかはわかりませんが、10月2日のインターモトでの登場が待ち望まれます。
(Photo courtesy of michelin)