ヤマハWSBKチームは2018年シーズンをポジティブなテストで終えました。Pata Yamaha WorldSBKのアレックス・ロウズとマイケル・ファン・デル・マークは予定されていたテストを終了、GRT Yamaha WorldSBKのサンドロ・コルテセとマルコ・メランドリは初めてのYZF-R1でテストを終了しました。
ロウズとファン・デル・マークはジオメトリーの評価、サウペンション、ハードウェアの変更を評価。エンジニア達は電子制御に関する改善を進めました。2名のライダーは2日間のテストに満足しており、ほぼ完璧なコンディションを生かしてテストスケジュールをこなしました。
ロウズは2日目に大きく前進して2日目を2位で終え、ファン・デル・マークはカタールのFP1で左舟状骨を骨折した影響があるものの、ペースに満足しています。
GRTヤマハは2019年からWSBKに参戦を開始。スーパースポーツクラスチャンピオンのコルテセと経験あるメランドリという組み合わせとなります。メランドリは2011年以来となるR1で自信を深め、コルテセはWSBKマシンのスピードに体を慣らしました。両チームは2019年の1月23日に開催されるヘレステストで再びトラックに戻ってきます。
アレックス・ロウズ
「素晴らしい2日間でした。この中で大量の作業をこなしポジティブな点、そうでない点がありました。しかしテストとはこういったものでしょう。バイクの前後のバランスの作業を進める前に、昨日はバイクのフロント、今日はリアに関して作業を行いました。バイクのフィーリングは満足です。1月のテストでは2つ集中して作業したい内容があります。ポジティブな形でシーズンを終えたのは良かったですね。今年素晴らしい作業をしてくれたチームは感謝しています。これから1月のテストに向けてバッテリーを充電しようと思います。」
マイケル・ファン・デル・マーク
「興味深いテストですが、まだカタールの怪我を引きずっています。でもヘレスでは多くの作業をこなしました。初日は沢山の作業があり、バイクであまり快適に感じることが出来ずにいました。今日もまた多くの内容を試し、ジオメトリー、サスペンション、電子制御の作業を行っていました。午後は良いリズムを見つけラップごとに改善し前進出来たと思います。当初はコーナーエントリーで苦戦しましたが、最終的に素晴らしい解決策を見つけることが出来ました。テスト内容に満足ですし、1月のテストも楽しみです。」
サンドロ・コルテセ
「WSBKの最初のテスト内容、チームとR1に関して嬉しく思っています。スーパーバイクでレースをしたことはないので、本当に特別な経験です。この2日間で大きく前進したと思いますし、この車両でいかにレースをするかについて理解が深まりました。まだ学習の途中ですし、こういった排気量の大きい車両でのレースに向けて体を準備する必用があります。この2日間で、まだ体の準備が出来ていないと感じたんです。このバイクでどうやって戦っていけば良いか理解出来ましたし、ヘレスで1月に再びテストするのが待ち遠しいですよ。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of yamaha-racing)