2018年のオーストラリアGPで右足を激しく負傷(右足首の脛骨、脛骨、距骨を骨折)したカル・クラッチロー。まさかこのタイミングでの復帰があるとは思っていませんでしたが、今回のセパンテストに参加となります。まずは様子見ということのようですが、リアブレーキを使用するためにサムブレーキを搭載して走行するとのこと。(※画像は昨シーズンのものですので、今年からはヘルメットはHJCとなります。)

カル・クラッチロー

怪我をしたのは3ヶ月前ですが、足首はだいぶ良くなってきました。こうしてマレーシアで再び走ることが出来るのは嬉しいです。今まで鎖骨や腕やらいろんな部分を怪我してきましたが、今回ほど酷い怪我はありません。転倒直後は正直ここまで酷い怪我だとは思っていなかったんですよ。」

「12月の半ばには毎日自転車でトレーニングを積むことが出来て、痛みは皆無でした。歩くことは出来ませんでしたけどね。それまでは”痛みがあってもそれがどうした?”という考えだったんですけど、今は足首を休めることの重要性をしっかりと理解しています。」

「この後はまたバイクに乗れることを楽しみにしています。オーストラリア以降全くバイクには乗っていないんですよ。スピードに慣れる必要がありますし、どうやってバイクに乗るのかを思い出す必要がありますね(笑)

「HRCは自分達が何を必要としているかに関してしっかりと開発を進めてくれたようです。今回はバイクにサムブレーキを付けていますが、今まで使ったことはありませんから、どう使って良いのかよくわからないんです。自分はリアブレーキを1周の間にかなり多用しますから、足でしっかりと使用出来るようになりたいですね。」

「今回は足でリアブレーキを使用出来るかわからないので、サムブレーキを念のためにつけているわけです。それに今回はパフォーマンスに関しては全く何も考えていません。MotoGPで優勝出来るということは過去にわかっていますから、それをこのテストで発揮する必要はなくて、それが必要な時にスピードを発揮すれば良いんですよ。

「ですから、どうやって自分のスタイルでバイクに乗るか、チームと共にどうやって戦っていくかを思い出すというプロセスが必要になるんです。」
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(Source: LCR HONDA)

(Photo courtesy of michelin)