ドヴィツィオーゾはマルケスに勝つにはバイクの改善があと少し必要だと常々語っています。具体的には旋回性が足りないということのようですが、これはロレンソがDucati加入時点からずっと言い続けてきたことです。もしもの話をしても意味がありませんが、ロレンソの望み通りデスモセディチの開発が進み、ロレンソがDucatiに残っていたら、マルケスは今ほどチャンピオンシップにおいて余裕があったとは思えません。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「マルケスとのポイント差に関しては悪く無いと言えるでしょう。昨年よりも多くのポイントを獲得出来ていますしね。マルケスは優勝出来ずとも表彰台を獲得するなど常に上位にいますから、優勝が必要です。Ducatiのバイクに関してあと少し改善が必要なのは変わりません。モントメロは素晴らしいトラックなんですが、トラック温度が実に走行に影響します。今回は新しいタイヤが投入されていますが自信はありますよ。」

「DTMは全く異なる経験でした。素晴らしいチャンピオンシップですし皆が速かったですね。車はパワフルですし、ダウンフォースももの凄い効果を発揮しますしね。走行している中で1周の中でボタンを3回も押す必要があって、ストレートブレーキを冷やすためにボタンを押したり、走りながらピットと会話したり。集中して走っている中では英語で話すのも聞き取るのも難しかったですね。バイクであんなことは出来ないでしょう。」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of michelin)