Ducatiで活躍したアンドレア・ドヴィツィオーゾは、2024年シーズンのMotoGP、またマルク・マルケスのDucatiへの移籍、若き才能であるペドロ・アコスタについて彼自身の考えを語った。なお、自身についても「何らかのメーカーから声をかけられれば」と前提を置きつつも、可能性は常にあると語った。現役復帰というよりはテストライダーとしての活躍を意味していると思われるが、果たして。

メーカーから声がかかるのは嬉しいもの

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「今年のレースは本当に面白いですね。バイクのレベルが接近していますから、ライダー達が本当に限界でバトルをしています。それもあってアップダウンもあるシーズン前半になっているとい思います。Ducatiトップライダー3名はそれぞれ異なるライディング、年齢、バイクで面白いですね。ショーは今年最後まで盛り上げるでしょうね。」

「自分も含めてマルクには期待してしまいます。本当に素晴らしい才能です。彼がDucatiに適合してスピードにも驚きました。すごいことですね。バイクも彼にとってはベストとは言えないもので、彼はブレーキングの方法を今年大きく変えていますよね。外から見た意見としてはまだ彼は100%で走っていないと思います。恐ろしい才能があるという証拠ですが、ファクトリーバイクでないのにトップ争いをしています。でも、まだ彼はさらに進化出来る余地があります。」

「アコスタは特別なライダーですね。ただ速いというだけでなくて、彼のブレーキング方法、ライディングポジションはユニークです。彼はMotoGPでもそのうちチャンピオンになるでしょう。彼はライディングだけでなく、メンタル面でも素晴らしいライダーだと思います。」

「メーカーから何らかの形で声がかかるのはありがたいものです。引退時にもそういった話があったんですが、当時はレース活動を一旦終えて休養を取りたかったんですよ。ただ、常にドアは開けています。まだそんなに歳ではありませんし、自分のバイク解析能力、フィーリングがバイクを改善するのに役立つと評価してもらっているでしょうから。何が起きるかはわかりませんが、とにかくドアは開けていますね。」

(Photo courtesy of ducati)