3名のライダーを巻き添えに転倒したロレンソは、直後にも謝罪コメントを出していましたが、久しぶりに素晴らしい走行が出来たことで気持ちが焦っていたようです。皆大きな怪我がなかったことが幸いでしたが、今回のレースで確実に前進の手がかりを掴んだ様子。なお、月曜のテストでロレンソは大きな転倒をターン9でしていますが、怪我はないようです。
ホルへ・ロレンソ
「スタートからかなり順位を挽回することが出来、練習走行時よりもかなり良い感触を得ていましたし、ブレーキングで前にいくことが出来ていました。ターン9でマルケスにぶつかるのを避けたマーべリックのスリップについてターン10のブレーキングで抜こうと思っていました。しかし、彼を抜いた場所が良くなかったんです。」
「今回はフィーリングが良くてさらに速く走れると思っていたので、気持ちが先走っていました。でも狂ったようなブレーキングはしていません。マーべリックの横に並んでブレーキングしたんですが、問題は多くのライダーが前にいたことです。ドヴィツィオーゾは立ち上がりでマルケスに追いつこうとラインから外れた位置にいました。ドヴィツィオーゾのバイクにどんどん接近していく状況でブレーキを強く握ってフロントがロックしてしまったんです。」
「チャンピオンシップ争いをしている3人のライダーを転倒させてしまったことは本当に大きな事実ですし、自分のミスです。本当に3人に申し訳なく思いますし、1人で転倒していればどれだけ良かったと思います。しかし転倒を別に考えれば、今週末は前進出来ましたし、ずっとコンスタントに走行出来た週末でした。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)