スリックタイヤで予選タイムを記録したマルケス。しかしリスクに見合う結果として58回目となるポールポジションを獲得。チャンピオンシップにおいては不必要なリスクと言えるが、ポールポジションスタートから更にチャンピオンシップでのリードを伸ばす可能性を高めた結果だ。

マルク・マルケス

「結果には満足です。状況を考えると不必要なリスクを犯したと言えます。パルクフェルメでも喜んでいるメンバーもいれば、不必要なリスクを取ったということで怒っているメンバーもいました。目標はフロントロー獲得でしたからね。チームは素晴らしい作戦で助けてくれました。明日はタイヤ、トラックのグリップなど不確定なことが多いレースですが、ウォームアップがドライであれば皆にとって助かるでしょうね。」

「リンスが走行ラインを塞がれたと言っていますが、自分はターン5で少しワイドになってミラーの後について行ったんです。彼は良いペースがありましたからね。ターン7では少しワイドになってリンスがインから抜いてきて接触しました。逆にピットボックスに戻る時に邪魔されたように感じましたが、あれが意図的なものかどうかわかりません。」

「ただ、こうした事で自分は特にタイムを失ったこともないですし、目標であったポールポジションを獲得出来ましたので気にしていません。周囲に対する尊敬の気持ちがないと言われていますが、自分の目標はチャンピオンシップ優勝です。彼の言うことには賛同しかねますね。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)