最終ラップに得意としていたセクター3でのコーナリングスピードを活かしてマルケスを抜きにいったマーべリック・ビニャーレスだったが、ノーブレーキで突っ込んだ影響もあってか単独転倒。しかし2位では意味がなかったレースと語るとおり悔いはないとのこと。
失うものは何も無いと語る選手は多いが、実際にそれを行動に移す行動力が伴う選手は少ない。序盤集団に飲まれていなければ逃げ切れたであろうことを考えると、スタートで集団に飲み込まれていなければと悔やまれる。
マーべリック・ビニャーレス
「最終ラップマルケスが最後にオーバーテイクにきた時タイトなラインでいるために縁石にかなり接近してスタートしました。そしてセクター3で最大限プッシュしてターン10でマルケスを抜こうと思っていました。そういうプランで走っていたんですが、転倒してしまいました。ノーブレーキで突っ込んでどうなるかと思っていましたがリアがロックしてしまったんです。」
「ミスをしたのかもしれませんが、反対側にふっとばされて転倒しました。今日は勝つべきレースでしたし2位では意味がありませんでした。チャンスがあったのでトライしたわけです。自分にとっては実にポジティブなレースでしたね。転倒したものの満足です。毎周ベストを尽くしましたし、バイクも最高の形で機能していましたからね。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)