今シーズンWSBKで初優勝を飾ったトプラック・ラズガトリオグルは、今季のWSBKを面白くしてくれた立役者の1人であり、将来が大いに期待される選手だ。鈴鹿8耐の件がなければ、ケナン・ソフォーグルがカワサキと仲違いをすることもなかっただろうし、来年ジョナサン・レイのチームメイトとして走るラズガトリオグルの姿を見ることが出来たはずだ。ラズガトリオグルのコメントもカワサキで走りたい気持ちが強かったように思える。

トプラック・ラズガトリオグル

「残念ながらスーパーポールレースは電制の問題でスタート出来ずに終わりました。これが最後のレースに向けてより大きなモチベーションを与えてくれました。チャンピオンシップを3位で終えたかったですし、チームにもしっかりした結果を残したかったですから。結果的にチャンピオンシップ5位でシーズンを終えることになりました。これでシーズン、そしてPuccetti Racingとの戦いが終わりました。このチームで5年間走ってきたので悲しいですね。マヌエルは自分にとって父のような存在で、エンジニアは兄弟でした。共に素晴らしいチームを作り、WSBKで優勝、表彰台を獲得出来ました。ずっと愛する家族と離れることになりますし、僕らが再び一緒に走ることはもうけしてないんです。」

(Source: Puccetti Racing)

(Photo courtesy of Puccetti Racing)