バレンシア、ヘレスでシャーシ、エンジンを出来る限りテストし、そのインプットを元に開発を進め来年の2月のセパンに挑むということで、HRCではマルク、カル、ブラドルが2020年型エンジン、シャーシ、各種パーツのテストを行っている。初日マルケルは2020年プロトタイプで転倒しマシンが大破するも怪我はなかった。なお、テストは今日も行われる。

マルク・マルケス

「今日は完全な形の2020年型を試したわけではありません。エンジン周りの変更を少し2020年仕様にしたものをテストしていました。シャーシなどは今までと同じでエンジンの純粋な比較をしていたんです。エンジンの性格は今年とほど同じですが、まず最初の感触は悪くありません。バレンシアとヘレスは非常に重要なテストですので、自分とカルが分担して新しい内容をテストしています。」

「今日はアレックスが早々に転倒しましたが、彼は走り出すのが早すぎましたね。それにミシュランの事は全く理解していないわけですから。そのタイヤを知らないとどこまで攻めていけると感じるんですが、ミシュランはとても柔らかいタイヤを持ってきていますから実際良い感触で走れるんです。でも、路面が非常に冷たいと扱いは難しいんです。」

「今朝は非常に冷えていましたし、ターン4とターン10は難しいコーナーだと言っていたんですけどね。初めて乗るバイクで転倒すると自信を失いますしね。彼は徐々にタイムを出していったようですが、ステップ・バイ・ステップで少しづつMotoGPを学習してRC213Vを理解していくことが必要です。」

「自分の場合、今日の昼の転倒で2020年のプロトタイプが大破してしまいました。でも妙な転倒でシフトアップした瞬間にふっとばされたんです。体は問題ありませんので明日のテストプランには影響しませんけどね。」

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(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)