MotoGPの史上初のバーチャルレースが終了した。予選でポールポジションを獲得したのはファビオ・クアルタラロ、2番手フランセスコ・バグナイア、3番手マーべリック・ビニャーレス、4番手アレックス・マルケス、5番手マルク・マルケス、6番手イケル・レクオーナ、7番手アレックス・リンス、8番手ジョアン・ミル、9番手ミゲル・オリヴェイラ、10番手アレイシ・エスパルガロだった。

レースはアレックス・マルケスがホールショットを奪うが、そのすぐ後ろに続いたファビオ・クアルタラロがフロントを失って転倒、2021年のチームメイトであるマーべリック・ビニャーレスを巻き添えに転倒。これでアレックス・マルケスが終盤までフランセスコ・バグナイアと争う展開となる。

しかし転倒したファビオ・クアルタラロ、マーべリック・ビニャーレスは、その後順位を徐々に回復。トップで走行する選手以外は転倒が続出したこともあり、大波乱のレース展開となった。最終的に優勝したのは危なげなく走りきったアレックス・マルケス、2位にフランセスコ・バグナイア、3位マーべリック・ビニャーレスとなった。

優勝したアレックス・マルケスと2位のフランセスコ・バグナイアとのタイム差は7秒以上と、けして接戦と言えるレースではなかったが、久しぶりに各選手のオーバーテイクで歓声を上げ、レースを見て興奮したファンも多いだろう。第2戦の開催は正式に決定していないが、開催が予定されているようだ。