Ducatiテストライダーのミケーレ・ピッロは、今年のワイルドカード参戦が消滅したことについて、ホンダがヤマハにテストライダーとして加入したホルへ・ロレンソのワイルドカード参戦を防ぎたかったためだと語る。
しかし、この決定にはグランプリを転戦する人数を抑えたいというドルナの考えが背景にあるはずで、単純に走りたかったピッロがロレンソとホンダを使って批判しているだけという構図に見える。
2020年のワイルドカード消滅は、ヤマハに移籍したロレンソのワイルドカードを潰すため
ミケーレ・ピッロ
「今年のワイルドカード参戦がなくなったことは本当に残念です。シーズン開幕前のこの段階で、ここまで大きな決定を行うというのは正しいと思えません。誰かに何かを償わせようということが背景にあるのかもしれませんが不公平ですよ。」
「この決定は少なくとも1ヶ月前に行われたものだと思いますが、その時点ではチャンピオンシップがいつスタートするか、何戦するかもわかっていなかったわけです。おそらくホンダがヤマハに移籍したロレンソのワイルドカード参戦を防ごうと思ったんでしょう。」
「ただ、自分はロレンソではありませんから、実際彼がどう考えているかはわかりません。彼は既に大金持ちで家にいればいいわけですけど、自分はまだまだMotoGPに貢献出来ると思います。」
(Photo courtesy of Michelin)