誰もが初めてバイクに乗った時のことはよく覚えているが、そんな思い出を語るのはペトロナス・ヤマハ・SRTのフランコ・モルビデッリだ。初レースはポケットバイクで、様々なライバルと戦う中で友情も同時に育んでいったという。来年はレーシングヒーローの1人でもあるバレンティーノ・ロッシとチームメイトになることが予想されている。

はじめてのバイクの思い出

家の近くでポケバイに乗っていたのが最初ですね。シモーネ・コルシのお父さんのバイクだったんですが楽しかったですね。どうやってバイクに乗るか、どうやって縁石をうまく使うか、どうやって膝を擦るかなどを習いました。本当によく覚えていて懐かしい記憶です。」

初レースについて

7歳の頃に初めてレースに出場しました。バイクはポケットバイクで2位で完走しましたが初めての表彰台ですから嬉しかったですね。もちろん優勝出来なかったのは悔しかったですけどね。」
フランコ・モルビデッリ

初表彰台について

初めての表彰台も初レースで獲得しました。ポケバイでしたけど、同じ年に初優勝も経験しています。これはサン・マウロ A マーレでのヨーロピアン選手権でのレースでした。自分が住んでいるリミニでのレースで、イタリア選手権とは別にヨーロピアン選手権にも参戦していて、ヨーロピアン選手権での初めてのポケットバイクレースだったんです。」

ペトロナス・ヤマハ・SRTのバイクに初めて乗った感覚

「バレンシアで乗ったのが初めてです。2018年のシーズン終了後すぐで素晴らしいテストになりました。全てが新しくフレッシュで、チーム自体も初のMotoGP参戦でした。奇妙ですけど良い意味で奇妙に感じたテストでしたね。バイクもチームもすぐさま良いフィーリングを得たのを覚えています。
フランコ・モルビデッリ

初めてのレーシングヒーロー

子供の頃はラルフ・ウォルドマンが大好きでした。なぜかはわかりませんが、彼がイエローのバイクを良く乗っていたからでしょうね。もちろんバレンティーノのことも大好きです。でも、初めてのレーシングヒーローはウォルドマンで、彼とパドック内で挨拶出来た時は嬉しかったです。」
フランコ・モルビデッリ

はじめて認識したライバル

「7歳からレースを初めて多くのライバルがいます。初めてのライバルはポケットバイクで一緒にレースをしていた仲間です。すぐにその彼とチャンピオンシップ争いをするようになりました。彼はアレサンドロという名前なんですが、本当に速かったですね。彼は自分よりも1歳か2歳年上で彼にいつも追いつこうと努力していました。最終的に初年度は彼がチャンピオンになり、自分は2位でした。」
フランコ・モルビデッリ

はじめてのレースの中での友情

「自分は常に激しくレースをしてきましたから、あまり友情ということで覚えているものはありません。その中でも挙げるとするなら、アンドレア・ミグノですね。彼もポケットバイクから初めて徐々に知られていった選手です。ニッコロ・アントネッリ、ルカ・マリーニとも仲がいいですね。年をとっても友好関係があるのはいいものですね。

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)