KTMのマイク・レイトナーは、ポル・エスパルガロとレプソル・ホンダの移籍交渉は現在進行中だと語る。ポル・エスパルガロ自身もレプソルからのオファーは断るのが難しいと語っていたため、レプソル加入はほぼ確定、条件交渉の段階と見るのが普通だろう。仮にそうなったとしてもバイクがある程度仕上がった現状では、経験あるライダーの必要性は以前ほどではないようだ。

ポル・エスパルガロの状況はあと数週間でわかる

マイク・レイトナー

ポルとレプソルの話し合いは進行中のようです。もちろんポルの引き止めに全力を注ぎますが、現時点で動きはありません。全てが完了したあとに正式にリリースを出すことになるでしょう。これから数週間で結論が出るはずです。将来に向けて計画を練る必要がありますから、早めに決断して素早く行動することが重要です。」

「ポルの状況を待ってからということになりますが、それと同時に将来についても検討を進めることが必要です。ですからポルがいなくなった場合に備えてある程度シナリオを検討しておく必要があります。徐々に色々な話を進めていき、最後に決断をすることになるでしょう。
ポル・エスパルガロ
「もちろん2017年にMotoGPに参戦を開始した際は、経験あるライダーが必要でした。今やバイクはベースが出来上がっていますから、ブラッド・ビンダーがカタールテストでトップ10、そしてセパンテストでは3名のライダーがトップ10にいました。経験あるライダーをチームに留めておくことは重要ですが、バイクの競争力が高い時は経験あるライダーの必要性はそこまで高くありません。もちろん経験あるライダーがいることは常にプラスには働きますけどね。」

「MotoGPクラスのライダー達は皆才能あるライダーです。(移籍可能性がある)アンドレア・ドヴィツィオーゾに関しては3度チャンピオンシップ2位になっています。ダニーロ・ペトルッチに関しても優勝経験者です。多くのライダーが優れた才能を持っていますが、当然バイクに慣れる必要はあるでしょう。
ポル・エスパルガロ
「ホルへ・マルティンはKTMと長い歴史があったライダーです。この次にMotoGPで才能を発揮するライダーであることは間違いないでしょう。しかし全ては現在の状況によって決まります。まずはポルがどういう状況になるかを見て、それから次のことを考えていきたいと思います。

(Source: KTM)

(Photo courtesy of michelin)