13番手スタートから3位を獲得したペドロサ選手。マルケス選手、ロッシ選手の転倒に助けられたとは言え、終始安定した走りでの表彰台でした。この調子で、ムジェロでも表彰台獲得を目指して欲しいですね。
Q
「今日は13番グリッドから表彰台を獲得しました。アグレッシブに走る必要があるとわかっていたと思いますが、ソフトオプションをリアタイヤに選択したことは最高の選択だったようですね。」
ダニ・ペドロサ
「昨日の予選の後で今日のスタート、それから最初のシケインで何台もバイクがいる中で他のバイクに接触せずにどうやって走るかということを一晩中考えていたんです。良いスタートの後に既に何台かバイクをパスすることが出来、このタイヤチョイスが今日のスタートの鍵だったと思います。そうでないとトップとの差があまりにも開いてしまったでしょうね。良いペースだったんですが、終盤にフロントにチャタリングが発生しました。ただ今日はこうして表彰台を獲得出来た事が嬉しいです。昨日の結果を考えると素晴らしいと思いますし、チャンピオンシップ上においても良いことです。こうしてバイクのフィーリングが少しづつ改善しているということは素晴らしいですね。こういう形で作業を続けていきたいと思います。ムジェロでもバイクが良い形で機能してくれることを願っています。」
Q
「1周目に5つ順位をアップするアグレッシブな走りでした。カルとのターン6で接触がありました。」
ダニ・ペドロサ
「あれは意図していないもので、ドヴィを抜いた後にカルを抜くつもりではなかったんです。ただカルがあそこで少しミスをしてワイドにはらんだんです。で、自分はゆっくりと彼のイン側に入っていったんですけど、右にリーンしている状態だったのでそれ以上カルが見えなくなってしまったんです。それでカルはミスをした後にイン側に戻ってきて、そこで接触してしまったんです。誰もあそこで転倒しなくて良かったですね。彼には申し訳なかったと思いますが、意図的な接触ではありません。」
Q
「今日はマルケスが4位ポジションから転倒、ヴァレンティーノ・ロッシも最終ラップに転倒したことで、あなたに3位を明け渡す形となりました。ロッシがグラベルで転倒しているのを見た時に、どのような事が頭をよぎりましたか?」
ダニ・ペドロサ
「昨日13位スタートだった事を考えると最高ですよね。それで表彰台が獲得出来たんですから。それにチャンピオンシップを考えても素晴らしい結果でしょう。」
Q
「次のムジェロ戦ではホンダのバイクの戦闘力はどうでしょうか?」
ダニ・ペドロサ
「今は自分達のバイクのベースの内容に関してホッとしています。ただムジェロではフロントタイヤが新しくなるわけですから、タイヤへの対応も必要でしょう。ですからこうした内容に対応出来るようにしないといけません。」
Q
「3連続で表彰台獲得というのは2014年半ば以来ですね。ムジェロでもこの調子で頑張ってください。」
ダニ・ペドロサ
「ええ。ありがとうございます。」
(Photo courtesy of michelin)