MIE Racing Althea Honda TeamもHRCと同様にアラゴンにおいて2日間のテストを実施。テストには高橋巧が参加している。高橋は今年がFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)デビューとなるが、開幕戦フィリップアイランドでは全く知らないコースに完全新設計のバイクで苦戦。チーム体制が固まるのが遅れたこと、十分なテストが出来ていないことが大きなハンデとなっている。
なお、高橋は日本で3月終わりに行われた鈴鹿8耐の練習走行時に転倒。左膝を痛めて手術を受けている。スペイン人のジョルディ・トーレスに変わり急遽参戦が決まった新しいチームメイト、ロレンソ・ガベッリーニは、7月31日から予定されているヘレス戦でチームに合流するが、こちらもテスト不足、バイクの理解不足は否めないだろう。
ホンダの秘蔵っ子の高橋には、せめてライバルと同じ土俵で戦える舞台を用意して欲しいと多くのファンが感じているはずだ。
自分が望むフィーリングには至っていない
高橋巧
「この2日間でバイクのセットアップ作業など多くの作業をこなしました。手術した膝が全く問題にならなかったのは嬉しいですね。手術後はリハビリに時間を費やしてきましたが、効果があったと言えるでしょう。バイクのセットアップに関しては、まだ自分が望むフィーリングにはなっていませんし、バイクをプッシュできる状態に仕上がっていませんし、目の前には多くの作業が残っています。作業を続けたいですね。」
(Source: mie.team)
(Photo courtesy of mie.team)