ブルノでは苦戦したジャック・ミラーだが、オーストリアではすぐさまフィーリングを取り戻したという。しかし、予選順位は前後ソフトタイヤでアタックしたもので、FP4のレースペースは表彰台争い出来るとは思えない。1列目スタートを活かして序盤プッシュして出来る限り逃げ切るレースになりそうだ。
金曜の朝からフィーリングを得ることが出来た
ジャック・ミラー
「ブルノからここにやってきて、すぐに今までと同じ”ノーマル”な状態に戻ったと感じました。金曜の朝からすぐに良いフィーリングを得ることが出来たのは良かったですね。ウェット走行も調子が良かったです。レースはまた状況が異なっていくでしょう。燃料マネジメント、タイヤマネジメント、それからMoto2の後でグリップもどうなるかわかりません。いろいろと考えることがあります。」
「ここはレインコンディションでバイクに乗りたくないサーキットです。高低差がありますから、坂から落ちていく水が溜まるスポットがありますからね。アクアプレーニングも多数発生しますし、今回の練習走行ではフルウェットと言えるコンディションで走行出来ていません。ですからフルウェットのレースになった場合はどうなるか正直わかりません。天気予報はあまり当たらないことが多いですから、明日もドライで皆がバトル出来るコンディションだといいですね。」
ペッコを選ぶのが最も理にかなっている
「ドヴィツィオーゾがDucatiを抜けることについては、まず何よりも彼の成し遂げた仕事に感謝を述べたいですね。今のDucatiの高い戦闘力パッケージは、多くの部分を彼が作り上げたものですから。正直なところ2021年のチームメイトが誰になるかを決めるのはDucatiマネジメントですから自分がどうこう言うものではありません。」
「自分はジジではありませんから、来年誰をDucatiで雇うか頭を悩ませる心配する必要はありませんが、ロジカルな選択としてはペッコでしょう。彼は若く勝利に飢えています。残念ながら現在彼は怪我をしていますが、彼を選ぶのが最も理にかなっていると思いますよ。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of michelin)