ヨハン・ザルコのバイクになすすべもなく突っ込んだフランコ・モルビデッリは、バイクから放り出されて高速でランオフエリアで転倒。何度も転がりながらサーキットウォールに叩きつけられたり、コース上に飛び出すことなく済んだのは不幸中の幸いだった。酷い転倒にも関わらず骨折もなく、今週末もオーストリアのレース参戦を予定している。
フランコ・モルビデッリ

あの状況では何も出来なかった

フランコ・モルビデッリ

300km/hでレーシングラインを走行しながらああいったブレーキをされるとたまりませんね。この大事故を通じて彼が少しでも学習してくれることを願うばかりです。彼にとっても自分にも、バレンティーノ、マーべリックにとっても非常に危険な走行でした。流石にあの状況では自分は何も出来ませんでした。」

「体中が傷んで腫れていますが、それ以外は問題ありません。事故の映像を振り返ると、大きな怪我などがなく済んだことが本当にラッキーだったと思います。ザルコは自分をストレートで抜いた後に、ワイドにはらみながらブレーキングしたんです。あれは妙な動きでした。

彼が急激にラインを変えたこと、彼のスリップストリームに入ってしまったこともあって、他に何も出来なかったんです。幸運にも彼も自分も無事でした。ヤマハのバイクにとって苦手なトラックですから、このレースでポイントを獲得することが重要だったんです。チームには本当に申し訳なく思います。来週末のレースではしっかりとポイントを獲得したいですね。」

(Source: sepang racing team)

(Photo courtesy of sepang racing team)