2回目のスタートではミディアムタイヤがなかったために、前後ソフトの組み合わせで出走したミラー。序盤から一気に逃げ切る展開を狙ったものの、後半にリンス、ドヴィツィオーゾに追いつかれ、最終的に3位を獲得した。
ソフトタイヤでなんとかするしかないと思った
ジャック・ミラー
「ハードタイヤを履くことも考えましたが、予選もソフトで良かったのもありますし、実際にミディアムタイヤがなかったので、ソフトを履いてなんとかするしかないと思っていたんです。ホールショットデバイスは初回のスタートでは良かったものの、2回目のスタートは駄目でしたね。」
「最終ラップはブレーキングでフロントが暴れてしまってミルに抜かれました。いずれにせよ、彼とは楽しいバトルが出来ましたね。来週のレースについては皆が戦闘力を発揮すると思いますよ。スズキ、KTM、ヤマハも速いでしょう。自分達もさらに磨き上げていきたいですね。」
「自分の場合、ブルノとここではそこまでセッティングを変えていませんが、FP1で走り初めてすぐに大きな違いを感じました。グリップレベルが低いと苦戦してしまうものの、グリップレベルが高いサーキットでは特に問題は感じないということです。」
理性的であればMotoGPバイクには乗らない
「ターン3は危険なエリアですね。あそこは風もありますし、フロントがロックして転倒すると、壁に激突するしかありませんから。自分は転倒を見ておらず、ドヴィツィオーゾが最終コーナーを抜けた後に手を上げていたので、メカニカルイシューか?と思っていたんです。」
「ただ、ドヴィは走行ライン上に留まっていたので、”何してるんだ?どけよ!”と思っていました(笑)その後レッドフラッグを見ましたが、ザルコはスクターに乗っていて、モルビデッリはストレッチャーに乗っていたものの動いていたので安心しました。」
「理性的であれば、そもそもMotoGPバイクになんて乗りません。350km/hで走行しながら、ライバルと肘をぶつけ合って走るんですから。それに転倒したライダーであれば、誰しもすぐにバイクに駆け寄って、また走り出そうとするわけです。皆同じように頭がおかしいんです。」
(Source: Pramac)
(Photo courtesy of michelin)