今までも良いレースが出来るポテンシャルがあると思われていたジョアン・ミルだが、遂にレースを形にして表彰台を獲得した。ホールショットデバイスについては、スタートでDucatiにも引け劣らないダッシュを見せ、今後のレースでも活躍するはずだ。
ジョアン・ミル

今までも表彰台獲得が可能なペースはあった

ジョアン・ミル

このトラックでは難しいと思っていましたが、FP1から良い内容で走行が出来ました。ベースが良いとレースに向けたアプローチも当然楽になります。今回も弱点だった予選が改善していて、スタートもホールショットデバイスで最高の内容でした。今まで表彰台争い出来るペースは常にあったんですが、それを結果につなげることが出来ませんでした。

スズキの場合はバイクのベースが非常に良いので、どのタイヤを履いても特に問題がありません。確かにヘレスでは暑いコンディションで苦戦をしていますが、どのタイヤでも苦戦はしていません。」
ジョアン・ミル

危険性について考えすぎても仕方ない

ターン3の事故は本当に恐ろしい事故でした。誰も酷い怪我をしなかったのは幸いでしたが、こういう事故も起きてしまうこともあるでしょう。車体がバンクした状態でのブレーキングになりますから、そこで転倒した時に備えてサイド部分の壁を移動するなどが取れる手段なのかなと思います。」

ジョアン・ミル
「もちろんこういう事故は誰もが望まないものですが、これもライダーである自分達の仕事の一部です。自分の身の安全のことは考えるものの、あまり考え過ぎても速く走れませんから。」

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of michelin)