第5戦フランスGPが終わった時点でのポイントスタンディングです。フランスGPはヘイデン選手の事故の一報から始まり、レースウィークの後は全世界が悲しみに包まれました。改めてヘイデン選手のご冥福をお祈りすると共に、ご家族、ご友人へ心からお悔やみを申し上げます。
現在チャンピオンシップをリードするのはビニャーレス選手。フランスGPで優勝し、ロッシ選手が転倒したことで、2位との差を17ポイントとしました。
ランキング2位はロッシ選手が転倒したことで2位に躍り出たペドロサ選手。フランスGPでは13位スタートから3位を獲得するという素晴らしい走りでした。
フランスGP最終ラップにまさかの転倒となったロッシ選手は、ランキングトップから一気に3位へと転落。ビニャーレス選手との差は23ポイントとなりました。
ランキング4位はマルケス選手。ここで転倒していなければロッシ選手を抜いてランキング2位は確実でしたが、まさかの転倒となりました。なお、ロッシ選手まで1位から3位の選手は、これで5戦を終えて、それぞれ1回づつ転倒しており、マルケス選手はこれでシーズン5戦中2度の転倒によるリタイアとなっています。
ランキング5位は、地元フランスで2位を獲得したザルコ選手。カタールでの転倒以来着実に結果を出し続け、遂に地元フランスでMotoGPクラス初の表彰台を獲得しています。
ランキング6位はドヴィツィオーゾ選手。今年は開幕戦カタール以降は、まだ表彰台がありません。次の地元ムジェロでの挽回を期待したいところです。
7位はクラッチロー選手。クラッチロー選手は毎年の事ですが転倒が目立ちます。転倒さえなければ毎年もう少し良い位置で走行出来るはずと言えます。
8位はロレンソ選手。16番グリッドから6位まで順位を挙げてゴール。開幕直後はランキング最下位に限りなく近いところにいましたが、しっかりと挽回しています。
9位にはフォルガー選手。ルーキーとしては悪くない位置ですが、すでに表彰台も獲得しているザルコ選手と比べるとその差は大きいと言えます。
そしてランキング10位はミラー選手。フランスGPのレースウィーク中に恐ろしい転倒をしましたが、奇跡的に無事でした。
次回のMotoGP世界選手権第6戦は、Ducatiのホームグラウンドであるイタリアのムジェロで、6月4日に決勝レースが開催されます。