しばらく話題にならないと思っていたところ、EBR (Erik Buell Racing) は完全にブランドとしての生命を絶たれることとなりました。EBRはHeroモーターコーポレーションとのパートナーシップが終わった後に会社更生手続を受ける形になり、2016年にLiquid Asset Partnersに取得されます。Liquid Asset PartnersはEBRに新たな買い手が見つかるまで会社の再生をしようと努力をしていましたが、買い手が見つからないことからEBRの資産整理を行うことにしたようです。
プレスリリースによると6月7日からEBRのファクトリーで精算セールが開始され、6月8日からはパブリックオークションが開催されます。1500万ドル相当の在庫パーツ、レース車両、生産設備などだけでなく、知的財産まで、まさにEBRの全てが割引価格で販売されます。在庫パーツの販売に関しては1,000ドル〜5,000ドル購入するとディーラープライスの半額。5,000ドルから20,000ドル購入するとディラープライスから60%引き、20,000ドル以上購入した場合は、割引率は応相談とのこと。
ウィスコンシン州のイーストトロイにあるEBRモーターサイクルズ (Erik Buell Racing) は、スーパーバイク車両を製作しているアメリカでも最大のメーカーですが、新たな投資家を確保出来なかったことから、保有するパーツ、保証サポートに関する資産などの精算を行ないます。
これに基づき、Liquid Asset PartnersはEBRの全ての資産の販売と、ライブオークションをEBRで開催します。この精算セールは6月7日から2ヶ月に渡って開催され、6月8日のライブオークションでは最新の知的財産、EBRモーターサイクルを製造していた生産設備、ファクトリーの全ての設備、EBRの歴史的遺産などが販売されます。
Liquid Asset Partners CEO ビル・メルヴィン
「これはまさに空前絶後のセールスとなります。あらゆるモーターサイクルファンにとって非常にお値打ちなセールスとなります。レース車両からハンドツール、ブランドそれ自体を購入することも可能です。相当な割引価格での販売となります。世界中からのお越しをお待ちしています。今回のセールで購入したもので、ビジネスを始める事も可能でしょう。」
予定されているセールは全部で3つ
・現地での精算セールは6月7日 午前10時からEBRファクトリーで開催される。ここには大量のパーツ、歴史的アイテムなどが2ヶ月に渡って販売される。
・パブリックオークションは6月8日 午前10時からEBRファクトリーで行われ、この中にはファクトリーの生産設備、テスト機器、その他複数の資産が含まれる。この中にはEBRモーターサイクルズの知的財産、世界中のサプライヤーの元にある生産用のツールなどが含まれる。
・市場価格にして1500万ドル相当の在庫パーツは、割引価格で精算セールの一環として、通常のオーダープロセスで販売される。
Liquid Asset Partners CEO ビル・メルヴィン
「これはスポーツモーターサイクル製造メーカーとしては最大規模の精算セールとなります。これらのスーパーバイクパーツとそのパーツはまさに走る芸術であり、これらが大幅な値引き価格でファクトリーにて販売されます。世界のバイクの中心であるミルウォーキーから僅か30分にあるファクトリーは、まさに一見の価値ありと言えるでしょう。このセールについてはどなたでも購入が可能で、モーターサイクルのパーツだけでなく、ツール類、モーターサイクル自体を製造していた設備すらも購入可能です。今回のセールにあたって、我々は夢を見ているわけではありませんので、全ては非常にお値打ちな価格での販売となります。在庫は山のようにありますので、お安く提供することを考えています。コストや損失が発生しようとも、これら全てを精算する必要があるのです。皆さんお見逃しのないように。」
精算セールは6月7日水曜日の午前10時から、ライブオークションは6月8日の午前10時から開催となります。購入希望者は、どのような商品があるのかをwww.LiquidAP.comで見ることが可能で、6月7日から始まる精算セールに直接訪れる事も可能です。
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