アプリリアのマッシモ・リヴォラは、ドーピングによってライセンス停止、出場することが出来ないでいるアンドレア・イアンノーネを2020年より先も待ち続けることは出来ないと語る。現状はテストライダーのブラッドリー・スミスがレースに参戦している状況だが、イアンノーネの資格停止が解けない場合、2021年のライダーとしてドヴィツィオーゾ、クラッチローの獲得を優先するとのこと。
ドヴィツィオーゾかクラッチローが有力候補
アプリリアレーシングCEO マッシモ・リヴォラ
「アプリリアはイアンノーネの最終的なドーピング問題の結論が出るまで、2020年末まで待ちます。もし彼が2021年に走行可能なのであれば、彼を起用します。しかし彼が2021年に走れないのであれば、残念ながらリプレイスするしかありません。来年もまた待ち続けるのは不可能です。イアンノーネが無実だという証拠を我々は信じていますし、彼のライセンス停止期間が18ヶ月から12ヶ月に短縮される合理的な理由はあると思います。」
「イアンノーネ以外のライダーを起用する場合、ドヴィツィオーゾが最有力でしょう。もちろんイアンノーネ起用に全力を捧げますが、もし不可能な場合はドヴィツィオーゾ確保に全力を注ぎます。しかしドヴィツィオーゾの要求額はアプリリアには支払いが難しいかもしれません。しかし同時にカル・クラッチローもいます。実際のところ両者とも安いライダーではありませんが、魅力的なオプションだと言えるでしょう。」
「2022年にはファクトリーチームになるのが目標ですから、最後の仕上げとして経験豊富なライダーが欲しいんです。ファクトリーチームを組織した後はサテライトチームの運営が必要ですが、サテライトチームは若いライダーの育成に最適でしょう。」
(Source: aprilia)
(Photo courtesy of michelin)