開幕から2連勝してスタートしたファビオ・クアルタラロだが、2020年はバイクの戦闘力の問題はあれど、精神的に自分をコントロール出来ずに成績を残せなかった印象が強い。今年もすでに心理学者の助けを得ていたようだが、2021年はさらに心理面で成長する必要があると感じているようだ。

ストレートスピード、後輪のグリップなど車体側の戦力の不安もあるが、来年はマーべリック・ビニャーレスという感情に左右されやすい選手と共にバイクの開発を行うことになるが、これも来年に向けての不安要素ではある。

ファビオ・クアルタラロ

落ち着いてレースに挑めるようにしたい

ファビオ・クアルタラロ

「2021年シーズンは精神面、バイクの操作、ボックス内外での振る舞いについて、感情的にあまりならないようにしたいですね。来年これが大きな課題になるでしょう。そしてクルーチーフにしっかりとしたコメントを返すこと、エンジニアにしっかりコメントを返すことが大事です。感情的になっている時はバイクが機能しないというだけで、実際にどの部分が問題なのかわかっていないことが多いですから。」

「今もすでにより落ち着いて、感情を抑えてレースに挑めるよう勉強を進めています。もちろん心理学者にも会っていますが、これからはもう少し多くの時間をとって行きたいと思います。小さな違いが大きな違いになると思うんです。チームと共に小さな違いを作っていくことが重要になると思います。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)