ジョアン・ミルは2020年に誰よりも安定して成績を残し、けして無理をせずにクレバーにポイントを積み重ねてタイトルを獲得した。来年マルク・マルケスが開幕戦から参戦出来るか未知数ながら、マルクと正面から戦うには、GSX-RRにはさらなるトップスピードが必要だと語る。

ジョアン・ミル

マルクと戦うにはトップスピードが必要

ジョアン・ミル

「来年マルク・マルケスが戻ってきた時に、彼とバトルをするのが待ち遠しいですね。スズキのバイクは非常にバランスしているんですが、スピードが必要です。マルクに立ち向かうにはストレートスピードが速いバイクが必要です。」

「自分が今年タイトルを獲得出来たのはクレバーに走行したからで、スズキのバイクが現時点で最速のパッケージだからではありません。つまりスピードという観点でベストではないパッケージではあったが、プレッシャーをマネジメント出来たのでタイトルを獲得出来たわけです。」
ジョアン・ミル

「トップスピードがもう少しあれば、ポールポジションを狙うことも出来たでしょうし、他にも優勝出来ていたはずです。トップスピードがもう少しあればマルクとも十分に戦えるでしょう。」

「自分達はグリッド上で、最も改善できるマージンがあると思います。自分はルーキーではありませんが、まだまだ経験を積む必要がありますし、つまり成長の余地があるということなんです。」

「2021年はチャンピオンとして挑む1年ですからプレッシャーはあります。一度チャンピオンになった後は、それを繰り返すことが求められます。来年はトップ5を狙いますとは言えません。来年も再びタイトルを狙って戦うことが重要です。」

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of michelin)