バレンシアテスト ジョアン・ミル「方向性を見出すことができたと思う」MotoGP2026

ホンダ最上位の12位でテストを終えたミル、2026年開発へ前進

ジョアン・ミルは37周を走行し、ホンダ勢最上位となる12位(1分29秒872)でテストを終えた。トップタイムとの差はわずか0.499秒と僅差で、2026年の主導権争いが本格的に幕を開けた。今回の1日限りのテストにおけるホンダの主目的は、シーズン終盤のレースで投入された複数のテスト項目を確認し、冬季開発に向けて方向性を確定させることだった。

セパンテストへの準備と今後の開発体制について

「自分たちのベースに近い仕様で2026年向けのいくつかの項目を試すことができたので、生産的なテストになりました。今日はセパンテストに向けて何が必要かを把握することが目的でした。この1年は本当に大変だったので、チーム全員が全力で準備してくれたこともあり、こうして一度すべてを確認できる日が持てたのは良かったです。ポジティブな面とネガティブな面の両方がありましたが、方向性を見出すことができ、今後は日本のエンジニアとテストチームが本格的に作業に入っていきます。冬の開発がうまく進むと信頼していますし、今はしっかりと休養して、マレーシアには万全の状態で臨みたいです。」