スーパーバイクコミッションが開催したオンラインミーティングにより、2021年のFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)のルール変更がアナウンスされた。目玉となるのはMotoGPでも効果を発揮したロングラップペナルティーが導入されることだろう。近日中に追加のミーティングが開催され、詳細が決定されアナウンスされるようだ。
練習やテストに使用出来る車両を明確にすることになった。目的としてはトレーニングや慣熟走行でレース用車両の使用を制限することにある。
WorldSSP300は2グループに別れての予選ではなく、1グループでの予選走行となる。
ロングラップペナルティーはMotoGPで有効性が証明された。2021年よりFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)でも導入される。しかしサーキットの作りによってはすべてのサーキットで実施出来るものではない。FIMインスペクターとセーフティーオフィサーが、どのサーキットでロングラップペナルティーを実施するかを決定することになる。
イエローフラッグを視認したライダーはスローダウンし、転倒したライダーに気をつけ、マーシャルを注視すること。練習走行でイエローフラッグが掲示されている区間を走行したライダーのラップタイムはキャンセルされる。イエローフラッグ掲示中のタイムアップは出来ないため、ライダーにとってスローダウンしない理由が排除された。
前回のFIMサーキットレーシングコミッションのミーティングの中で、2023年からSBKとEWC、2022年からGPレースの中でLEDパネルの使用が決定された。また、現時点でグリップレベルの変化を伝えるために使用されている2つのフラッグの組み合わせを理解することは難しく、LEDパネルの視認性の高さからLEDパネル導入が決定した。そのため「降雨」「グリップの変化」については2つのフラッグを組み合わせた掲示は行わない。
いかなる選手やチームであっても、抗議、アピールを行う際に収めたデポジットは、その抗議やアピールが成立した際にデポジットの払い戻しを受ける。支払いを約束した書面でデポジットの代わりとすることは出来なくなる。
サーキットから緊急車両で20分以内の場所に、FIMが承認した重篤な外傷を治療出来る病院がある場合を除き、ヘリコプターが用意される。
(Source: SBK)
(Photo courtesy of pirelli)
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