スペインGP予選でシャーリンは10列目からスタート 羽田も10列目を獲得し、初レースに臨む
レースウィーク2日目の土曜は午前に40分間のフリー走行(FP)3回目、午後からは、FPのタイム順で予選をふたつの組に振り分けてQ1とQ2がそれぞれ15分間のセッションとして行われました。NTS RWRacing GPのハフィス・シャーリンと羽田大河はともにQ1に参加。シャーリンはセッション14番手、羽田は16番手を記録し、予選総合順位では28番手と30番手となりました。両選手はともに10列目のグリッドから明日の決勝レースを迎えます。
チームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは、今日のセッションを以下のように総括しました。「大河はとてもよくがんばってくれていると思います。いきなり世界選手権の舞台へやってきて戦うのは容易なことではありません。たった二日間の走行は、バイクをしっかりと理解して環境へ順応していくのに充分な時間とはいえませんが、セッションごとに着実にラップタイムを短縮しています。」
「この経験は、きっと彼の今後のライダー人生にも役立つことでしょう。一方、ハフィスもしっかりと前進を果たしています。速いライダーたちとのタイム差をしっかりと詰めているので、チームとライダー、そしてNTSの全員が一丸となって、明日の決勝ではチャンピオンシップポイントを獲得するために全力を尽くします。」
2021年第4戦スペインGPの決勝レースは、日曜の現地時間午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタート。全23周で争われます。
ハフィス・シャーリン選手(ゼッケン55)
(予選28番手:1分42秒124)
「ラップタイムを着実に詰めることができているので、いい方向に進んでいることは間違いない。ただ、予選では、他の選手たちのタイムの詰め幅が大きく、僕たちは後方からスタートすることになってしまったんだ。バイクは、とくにコーナーでの挙動が良くなってきているので、チームとしっかりバイクを煮詰めて、この方向性でセットアップを進めていきたい。前方の選手たちとの差も縮まっているので、明日の決勝レースではポイント獲得を目指すつもりだ。明日午前のウォームアップでマシンに最終的な微調整を施し、万全の体制で決勝に臨みたい」
羽田大河選手(ゼッケン32)
(予選30番手:1分43秒014)
「走るたびにラップタイムを短縮できているので、どんどん自信を持てるようになっています。明日の決勝レースは、スターティンググリッドよりも少しでも高い位置でゴールできるように力を出しきり、チームと一丸になってがんばります」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)