MotoGP2021 フランスGP ファビオ・クアルタラロ「今まで最もクレイジーなレースだった」ザルコ同様に地元フランスGPで表彰台を獲得したファビオ・クアルタラロは、スリックでスピードを発揮したが、レイン用マシンに乗り換えの際にバイクと取り違えそうになるミスによってロングラップペナルティーを受けた。

それもあってジャック・ミラーに追いつかれ、後半はソフトレインタイヤで苦戦する中でミディアムタイヤを使用するザルコに抜かれ、3位を獲得。しかしこの状況で表彰台を獲得出来たのは驚きだと語った。
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27周をドライで走行せずに済んだのはポジティブ

ファビオ・クアルタラロ

「人生で初めてのフラッグtoフラッグレースでしたが、今までで最もクレイジーなレースになりました。スリックタイヤではジャックとマーベリックが慎重に走行していたので、シケインでプッシュしました。」
MotoGP2021 フランスGP ファビオ・クアルタラロ「今まで最もクレイジーなレースだった」
「雨が降り始めてターン9で転倒しかけ、バイクを交換したものの、間違えてマーベリックのバイクで走り出すところでしたね。このコンディションで表彰台を獲得出来るとは思っていませんでした。色々と思う事はありますが、このコンディションについて今後改善していきたいと思います。」

「異なるセッティングのバイクに乗り換えるのは本当に難しい事でした。レインタイヤも前後ソフトでしたし、残り20周で路面が乾き出していましたから、正直厳しいレース後半になると思いました。ですから表彰台を獲得できたのは驚きでした。」
MotoGP2021 フランスGP ファビオ・クアルタラロ「今まで最もクレイジーなレースだった」
「中上との差はあったものの、ヨハンが追い上げてくるのがわかりました。実際、彼のタイヤのコンビネーションはレース後半にかけて有利なものでしたからね。その後はアレックスとペッコが追い上げているのがわかりましたが、ペッコが素早く追い上げて来ていたので、最後はペースを上げました。これでウェットで初めて表彰台を獲得する事が出来ました。」
MotoGP2021 フランスGP ファビオ・クアルタラロ「今まで最もクレイジーなレースだった」
「ヘレスではまさに優勝出来るところで逃した結果でした。腕上がりの手術自体は必要だからこそ受けたもので仕方ありませんでした。今回は予選で少し痛みはありましたが、問題にはなっていません。」

「今回27周をドライコンディションで走行せずに済んだのはポジティブだったでしょうね。いずれにしても手術後にこうして表彰台を獲得出来たのは大きいですね。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of yamaha-racing)