地元フランス開催のレースは大波乱の展開となったが、ヨハン・ザルコはマシン交換後に安定した走りで順位をアップ。ミディアムレインタイヤを使用していたこともあり、前を行く中上 貴晶、ファビオ・クアルタラロを捉えて2位を獲得した。[adchord]
この状況での2位は悪くない
ヨハン・ザルコ
「金曜から予想が難しい天候の中でのレースでした。スタートでは問題を抱えていたモルビデッリを交わした影響で順位を落としました。その後すぐに雨が降り出したのですが、誰も止まらずレースが進行しました。ウェットタイヤに交換した後は5番手という状況で悪くない位置でしたね。」
「ミディアムタイヤを選択したのでタイヤが使えると感じられるまでに4周必要でしたが、その後はすぐにペースを掴む事が出来ました。今回優勝には届きませんでしたが、この状況で2位を獲得できたのは非常に良い結果だと言えるでしょう。風も強くミスをしやすい状況でしたしね。」
「これでチャンピオンシップ3位ですから、イタリアに向かうにあたり良い環境が整いました。ヘレスから連続で表彰台をDucatiが獲得しているのは良い兆候ですね。これからDucatiのホームレースを迎えるにあたり、バイクが機能しているという実感が得られている事は良い事です。」
「優勝は確かにしたいですが、多くのレースで表彰台、2位を獲得できている事がポジティブです。何を犠牲にしても優勝を狙うという姿勢はチャンピオンシップを考えるとマイナスだと思っています。」
「優勝は今の走りを続けていけば、いずれ手に入る結果だと考えています。今まではコンパクトなトラックで戦闘力を発揮していましたが、次はムジェロというバイクとの相性が非常に良いトラックでのレースです。」
「どのような結果となるか楽しみですし、Ducatiで走るのは初めてですから楽しみですね。表彰台をDucatiで埋める事ができる可能性もあるますから集中して行きたいですね。」
(Source: Pramac)
(Photo courtesy of Pramac)