KTMのオリヴェイラが優勝、2位ザルコ、3位ミラー
MotoGPカタルーニャGPの決勝レースは、ポールポジションからファビオ・クアルタラロがレースをリードするも、ミゲル・オリヴェイラ、ジョアン・ミル、ジャック・ミラー、ヨハン・ザルコがスピードを発揮。ファビオはレース中盤から2位にまで順位を上げてミゲルを追い、前に出るものの逃げ切るペースがなく、ミゲル・オリヴェイラがファビオ・クアルタラロをパス。
ファビオ・クアルタラロはその後も懸命に追いすがるが、残り3周で何故かレザースーツのファスナーが開いてしまい、そのままの状態で走り続けることに。フロントタイヤが既に厳しい状況でさらに問題を抱え、そのままレースを終えることに。
優勝争いはミゲル・オリヴェイラ、そしてファビオ・クアルタラロの後退で2位に上がったヨハン・ザルコ。最終的にミゲル・オリヴェイラが逃げ切って優勝、ヨハン・ザルコが2位、ファビオ・クアルタラロはなんとか3位で走り切ったものの、ショートカット走行のために3秒加算のペナルティーを受け、これでジャック・ミラーが3位となった。(※その後危険走行でもペナルティー3秒が加算され、ファビオ・クアルタラロは結果的に6位)
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4位はジョアン・ミル、5位マーべリック・ビニャーレス、7位フランセスコ・バグナイア、8位ブラッド・ビンダー、9位フランコ・モルビデッリ、10位エネア・バスティアニーニとなった。なお、サバイバルレースの中でポル・エスパルガロ、マルク・マルケス、バレンティーノ・ロッシなど主要選手が転倒してリタイアとなった。
優勝ミゲル・オリヴェイラ
「キャリア最高のレースでした。言葉にするのは難しいですね。ファビオのプレッシャーは大きかったですしタイヤのマネジメントが難しかったですね。ストレートでファビオをしっかりとオーバーテイク出来ました。KTMの皆には感謝してもしきれません。最高のバイクを用意してくれました。ファンの皆の応援にも感謝しています。」
2位ヨハン・ザルコ
「レース全体をしっかりとコントロール出来ました。同じバイクですからジャックを抜くのに少し手こずってしまいましたね。前の選手に追いつこうと走行する状況でタイヤのスピンが多くなってしまいました。ファビオに何があったかわかりませんが、彼を抜けたのは良かったです。ミゲル相手ではセクター1は勝っていたものの、それ以外のセクターで彼に追いつくことが出来ませんでした。」
3位ジャック・ミラー
「今日はペースコントロールに苦戦して、ターン5ではギアがジャムったことでポジションを落としました。他の選手の後ろで走行するとタイヤの温度が上がって問題になることはわかっていましたが、誰かの後ろにいるとタイヤの温度が一気に上がってしまう状況でした。最後は結局タイヤが厳しい状況になってしまいましたね。」
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カタルーニャGP 決勝レース結果
順位 | ライダー名 | タイム |
1位 | ミゲル・オリヴェイラ | 40’21.749 |
2位 | ヨハン・ザルコ | 40’21.924 |
3位 | ジャック・ミラー | 40’23.739 |
4位 | ファビオ・クアルタラロ | 40’26.564 |
5位 | ジョアン・ミル | 40’27.074 |
6位 | マーべリック・ビニャーレス | 40’28.030 |
7位 | フランセスコ・バグナイア | 40’29.924 |
8位 | ブラッド・ビンダー | 40’30.127 |
9位 | フランコ・モルビデッリ | 40’37.401 |
10位 | エネア・バスティアニーニ | 40’41.046 |
11位 | アレックス・マルケス | 40’43.399 |
12位 | ルカ・マリーニ | 40’44.282 |
13位 | 中上 貴晶 | 40’49.582 |
14位 | ホルヘ・マルティン | 40’50.824 |
15位 | ロレンソ・サヴァドーリ | 41’02.040 |