テック3KTMファクトリー・レーシングのエルベ・ポンシャラルは今シーズン前半を振り返って、やや苦戦が続いていると語る。ファクトリーのミゲル・オリヴェイラ、ブラッド・ビンダーはスピードを発揮しているが、テック3のダニーロ・ペトルッチ、イケル・レクオーナは期待されたほどのスピードを発揮出来ていない現状だ。しかしザクセンリンクから調子は上向いており、後半戦は全レースでトップ10が目標と語る。[adchord]
ファクトリーチームに追いつきたい
エルベ・ポンシャラル
「前半戦はかなり早く過ぎ去りました。KTM全般で考えると素晴らしいシーズンですが、テック3はやや苦戦しています。KTMがMotoGPに投入しているリソースと努力は信じられないほどで、誇らしいですね。」
「テック3チームは新しいライダーであるダニーロ・ペトルッチを迎えました。他のブランドからやってきたライダーですから、バイクになれる必要がありましたが、冬季テストは十分ではなく、開幕までに仕上げることが出来ない状態でした。」
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「しかし徐々に彼もバイクに慣れていき、カタルーニャでレース後に行ったテストはポジティブでした。シャーシのアップデートもあり、ザクセンリンクでのレースは、シーズンベストの内容でしたね。」
「ダニーロも良いペースだったんですが、他のライダーに巻き込まれてレースを終えてしまいました。イケル・レクオーナも悪くはなかったものの、体調を崩してしまった影響がありました。」
「ムジェロではファクトリーチームが新しいパーツを試し、その後のテストでテック3チームもこれを使用、レースでも使用出来ました。ダニーロ・ペトルッチは特にこれを気に入って、ザクセンリンクで金曜日にスピードを発揮出来ました。」
「トップ10の結果を期待していて、手が届く目標だったのではないかと考えています。ファクトリーライダー達はトップで走行しており、我々も彼らに追いつく必要があります。ダニーロ・ペトルッチ、イケル・レクオーナのバイクに対する理解も深まっています。」
「今後はすべてのレースでトップ10で走りたいと思いますし、それが求められている結果だと言えます。簡単な目標ではありませんが、これを実現したいと考えています。パッケージの戦闘力は高いはずですからね。」
(Photo courtesy of michelin)