2度目のスタートではウォームアップラップでエンジンストールのためにピットレーンスタートになったマーべリック・ビニャーレス。クラッチを変更していつもどおりスタートしただけと語り、今のチームでは自分の実力を発揮出来ず、自信を持ってレースに挑めないとも語る。

こういう発言を続けてしまうと、残り1年チームとしての結束も弱まっていくことが予想されるが、なんとか今年1年良い形でレースをして、結果を残したいところだ。[adchord]MotoGP2021スティリアGP マーべリック・ビニャーレス「自信を持ってレースに挑むことが出来ない」

来年は自分の本当のポテンシャルを発揮したい

マーべリック・ビニャーレス

なぜあんなことになったのか説明は難しいです。クラッチを変更したんですが、いつもどおりスタートしたところバイクがストップしました。最初のレースでは良い形でスタートし、フロントで走っていました。2回目のスタートではなぜかフィーリングが全く異なっていて、なぜか理由はわかりません。最初のスタートは本当に上手くいって、ああいうスタートをするべきなんですよ。」

「2度目のスタートではタイヤも変えましたが、なぜかストレートでもスピンが止まらずに4〜6速でタイヤがスピンしていました。次回のレースではヤマハがきちんとしたバイクを用意してくれるかどうかによりますね。自分は100%準備が出来ています。今回のレースに向けて体も作り込んで来ましたし、トレーニングも重ねてきました。」
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あるレースではバイクが機能して、次のレースではバイクが全く機能しない。こんな状況ではまともに走行出来ません。チームに対して自信を持ってレースに挑むことが出来ません。さらにプッシュを続けないといけませんし、来年は自分の本当のポテンシャルを発揮したいですね。

来年はとにかく自分のポテンシャルを100%発揮してレースをしたいです。それがなぜかこのチームでは出来ないんです。理由はわかりません。技術的な理由でプッシュ出来ないんです。とにかくプッシュして自分のポテンシャルをフルに発揮したい。それだけです。」

(Photo courtesy of michelin)