フロントはスタンダードソフトタイヤSC1、デベロップメントSC1 A0674、リアはスーパーソフトSCXとソフトタイヤSC0に加え、スーパーポールとスーパーポール決勝で使用するSCQを設定している。WorldSSPクラスは、フロントにSC1、SC2、リアにSCX、SC0、SC1のスタンダードタイヤのみを使用する。[adchord]
エストリルは、今大会で最もテクニカルでタイヤへの要求が高いコースのひとつだ。左コーナーは4つ、右コーナーが9つという変化に富んだレイアウトで、負荷も大きく異なる。右コーナーは高速コーナーが多いため、タイヤ右肩、特にリアタイヤの温度が高くなり、シケインを含む左コーナーは低速で、タイヤ左側の温度はかなり低くなる。
ライダーが最高速に達する長いストレートに続き、厳しいブレーキングが要求される低速のターン1へと続く。最終コーナーは長く、タイヤは深いバンク角と高い速度にさらされる。
このコースのアスファルトは2006年に敷かれたものでかなり滑りやすく、気温が高い場合はさらに滑りやすくなる。このため、タイヤはグリップの高いソフトコンパウンドを使用する必要がある。
ジョルジオ・バルビエ レーシングディレクター
「エストリルは、レイアウトが変化に富み、路面もコーナーごとに変化するため、タイヤに大きな負担がかかるサーキットです。アスファルトが滑りやすいので、ソフトコンパウンドのタイヤが必要になりますが、このタイヤのおかげでトラックに不足しているグリップを発揮してくれます。」[adchord]
「フロントタイヤはブレーキングにしっかりと対応できるタイヤが必要ですが、ソフトコンパウンドを使用することで、タイヤの左右の温度差を素早く補正することができ、左コーナーでのタイヤ温度をすぐに上昇することに貢献しています。」
「このような困難にもかかわらず、我々は最も多様なコンディションに適応性を示すスタンダードタイヤレンジにほぼ絞ることを決定しています。フロントは今年の最初の2レースで非常に良いパフォーマンスを示したSC1 デベロップメントタイヤのA0674を持ち込んでいます。」
(Source: Pirelli) (Photo courtesy of Pirelli)