イギリスGPのFP2では、エネア・バスティアニーニが新しいフィン形状のウイングをシートカウルにつけて走行していた。このシートカウルに関しては凄まじい外観であることから話題となっているが、レギュレーション上は規定を満たしており問題はないようだ。[adchord]

シートカウルはエアロパッケージではない

ダニー・アルドリッジ

「MotoGP車両のシートカウルに関してはエアロパッケージとしては考えられません。ですからチームはシーズン中に自由にシートカウルの形状を変更することが可能です。規定の横幅と縦幅に収まっていれば形状は自由なんです。5種類でも6種類でも様々な形状を望むだけ使用することが出来るわけです。」

「シートカウルの寸法は前後長はリアタイヤの後端の延長線上が限界で、横幅は450mmまで、高さの規定に関してはシート自体の後端から90°の角度で計測して150mmが限界となります。」

「もちろん鋭角な先端がないといったことは重要ですが、今回のDucatiのシートカウルに関しては完全にレギュレーションの範囲内ですね。ですからアプリリアのシートカウルのウイングと、レギュレーション上では同じ扱いとなります。」

FIMレギュレーション

(Photo courtesy of Team Gresini Racing, michelin)