バスティアニーニ、スプリントでの追い上げに手応え

スプリントレースで5位に食い込んだエネア・バスティアニーニは、序盤フルタンクの影響で思うようにプッシュできなかったものの、中盤以降はペースを上げて存在感を示した。数周にわたって後方から状況を見守っていた彼は、やがて自らその戦いの中へと飛び込んだ。一方で予選Q2ではラップ終盤にミスがあり、それがなければ2列目も狙えたと振り返る。0.1秒差の悔しさを滲ませつつ、冷静な分析と勝負師としての嗅覚を見せた一日だった。

冷静な自己分析と勝負師の直感

「良いレースができました。序盤はフルタンクで思うようにプッシュできなかったのですが、その後はペースが良くなりました。数周の間、後方から映画を観るようにレースを見ていたんですが、途中からその戦いに加わることにしました。Q2では、ラップ終盤にミスをしてしまいました。なければ2列目に行けたかもしれません。5位と0.1秒差なら、こういうものです。」