バレンシアGPで魅せたオリベイラの追い上げ
ミゲル・オリベイラは、MotoGP最後のレースとなったバレンシアGPで7台を抜き、堂々の追い上げを見せた。ウォームアップでの微調整が功を奏し、バイクの感触は抜群。レースを心から楽しみながら、ファンとチームに別れの挨拶を届けた。仲間のジャック・ミラーもトップ10入りを果たし、チームとしても良い形でシーズンを締めくくった。キャリアを振り返り、数々の勝利と多くの支えに感謝を述べたオリベイラは、新たな挑戦に期待を抱きつつも、パドックを去る寂しさを隠しきれない様子だった。それでも、最後を笑顔で締めくくれたことに深い感謝を感じていた。

最終レースでの手応えとチームへの感謝
「自分にとって良いラストレースになりました。ウォームアップでいくつか調整を加えたことで、バイクのフィーリングがかなり良くなって、そのままレースでも確認できました。後方からのスタートでしたが、7つポジションを上げることができて、満足しています。楽しいレースでしたし、ファンやチームへの最高の別れの挨拶になったと思います。ジャックもトップ10に入ってくれて、自分もそのすぐ後ろだったので、チームとしても良い結果だったと思います。」
新たな挑戦への期待と別れの寂しさ
「今は新しいチャレンジへのワクワクと、このパドックを去る寂しさが入り混じった気持ちです。まだまだこの舞台でやれるという自信があるだけに、離れるのは簡単ではありません。でも今日は祝福の日。こうして笑顔で終われたことに感謝しています。」
キャリアを支えた人々への感謝の言葉
「自分のキャリアは、多くのライダーが夢見るようなものだったと思います。複数のクラスで勝利を挙げられましたし、Moto3とMoto2では素晴らしいチームにも恵まれ、自分の力を最大限に引き出してもらいました。関わってくれたすべてのメーカー、チーム、そして人々に心から感謝しています。これからの成果は、これまでの経験すべての延長線上にあると信じています。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。