180km/h近いハイサイドでバイクから投げ出されたアレイシ・エスパルガロだが、メディカルセンターの診断によると骨折はなく、FP4も残り時間で可能であれば出走許可は出ていた。予選でも痛みを堪えつつ走行して、シルバーストーンのラップレコードを更新する1分57秒966を記録して予選6位となった。

マッシモ・リヴォラはアレイシ・エスパルガロの勇敢さを讃えつつも、決勝レースで彼を出走させるか否かは、あくまでもアレイシ・エスパルガロの体調次第だとしている。[adchord]

日曜にアレイシが目覚めてからの体調による

マッシモ・リヴォラ

「アレイシ・エスパルガロの体調については彼が目覚めてからでしょうね。彼がよく眠れるといいのですが。アドレナリンが出ていない間はかなり痛みが酷くなると予想しています。当初は足の骨が2本折れているかと思っていましたが、その後に彼が予選で達成した結果を考えると、素晴らしいと思います。」

「しかし我々はマルク・マルケスの事例から学ぶ必要あると思っています。幸運にもアレイシ・エスパルガロに骨折はありませんでした。レントゲン写真で骨折がないとわかった時は本当に安心したんです。」

「もしレースをするとなるとアレイシは110%で走るでしょう。でも我々は彼の体調、健康を第一に考える必要があります。彼はなんとかレースは走れるかもしれませんが、MotoGPライダー達がレースで行っている操作というのは想像以上に困難なものです。MotoGPライダー達が狂っているのか、頭がおかしいのか、勇敢なのかわかりませんが、アレイシが予選を走り切ったのは驚くべきことです。」

(Photo courtesy of michelin)