2023年のイギリスGPは8月4日から8月6日にかけて開催される見込みだ。なお、2023年大会ではMotoGPパドックは2012年以来初めてインターナショナルパドックと、シルバーストーンウィングを使用する。スタート、フィニッシュラインはハミルトン・ストレートになり、アビーをターン1として使用する。[adchord]

2023年はシルバーストーンウイングが使用可能に

シルバーストーンウィングは2011年にオープンしたピット、ホスピタリティを備える複合施設。サステナビリティに対する世界トップレベルの取り組みを示すシンボルであり、シルバーストーンの「Shift to Zero」政策の一環として、ウイングの屋根には1,342枚のソーラーパネルを設置してある。なお、今秋完成予定のプロジェクト第2段階では合計2,764枚のパネルを設置する予定だ。

また、今後12ヶ月の間に、シルバーストーンは敷地内に30基の電気自動車充電スポットを設置するという。なお、シルバーストーンの敷地内にあるすべての発電機は、現在HVOバイオ燃料で稼働しており、CO2排出量を90%削減。2023年からは敷地内で消費されるすべての電力を再生可能エネルギーでまかなうとしている。

シルバーストーンマネージングディレクター スチュアート・プリングル

「2023年にMotoGPがインターナショナルパドックに戻ることを楽しみにしています。このパドックは、現在197室のシルバーストーン・ヒルトンガーデン・イン・ホテルと新造の橋で結ばれています。2023年8月には、シルバーストーンウイング・ソーラーパネル・プロジェクトの第2段階が完了し、会場の年間消費電力の13%以上を発電する予定です。この取り組みは、シルバーストーンのShift to Zero計画および、ドルナの持続可能な未来への取り組みと一致しています。」

ドルナスポーツCEO カルメロ・エスペレーター

「来年のシルバーストーンでのMotoGP開催、そしてインターナショナル・パドックへの復帰を発表をできることを嬉しく思っています。MotoGPはより良い影響を与えることにコミットし、シルバーストーンは持続可能な未来を作るための貴重なパートナーと言えます。すでに発表されているように、MotoGPは2027年までに100%持続可能な燃料を使用する予定です。」[adchord]

「これは持続可能性がスポーツの主役となるための世界戦略の一部に過ぎません。このイノベーションを、コース内外のすべての行動に反映させるべき時です。イノベーション、意欲、そしてポジティブな変化を生み出すという共通の情熱が合わさった時に、何が可能かを示す上で、シルバーストーンウイングは完璧なシンボルと言えるでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)