チャンピオンシップリーダーとなってマレーシアに到着したフランチェスコ・バニャイア。今回のレースでチャンピオンシップ優勝を達成する可能性はあるが、後半戦に見せた抜群の安定感とスピードを発揮していけば、自ずと結果はついてくるだろう。[adchord]

可能ならばドライのレースを望んでいる

フランチェスコ・バニャイア

「現時点では落ち着いています。後半戦で出来たような走りが出来れば良い結果を残せるでしょう。土曜日、日曜日は雨になる可能性が高いので、天候が重要です。」

「イタリア人ライダーがタイトルを獲得するのは2009年ぶり、Ducatiライダーがタイトルを獲得するのは2007年ぶりですから、タイトル獲得は当然意識します。プレッシャーもあります。」

「しかし今シーズンを良い形で終えることが重要ですから、タイトル争いのプレッシャーよりも、今は良い形でシーズンを終えることを考えています。」

「2018年にタイトルをMoto2で獲得した時とは全く異なります。しかし当時よりも今のほうが落ち着いているんです。シーズン序盤のテスト時点でバイクは遅く、その時から改善に向けて集中してきました。」

「大きな変化はその後のテストで訪れましたが、最大の変化は自分のメンタル面でしょうね。シーズン後半は特に自分のメンタル面での変化が大きな影響を与えていると思います。」

「レースに関してはドライでのレースを望んでいます。レインの場合だとより危険ですし、ミスを誘発する可能性がありますからね。レースにおいてファステストを出すことも重要ですが、タイヤの消耗等を考えてレースをマネージすることが重要です。こういったことをレースを通じて学んでいったことが大きいですね。」

(Photo courtesy of michelin)